DPS
FAMI
―世界観
物語の舞台となる「グリンウッド大陸」は「ハイランド王国」と「ローランス帝国」が支配権を巡って争っている地。そこでは様々な信仰があるが、不思議に も「天族」と呼ばれる存在が共通して登場する。誰も目にした事がない天族が全ての信仰で共通して登場する理由は、世にごく希に現れる天族と交信できると訴 える者たちの存在があった。天族の力を借りて人並み外れた力を発現してみせる彼らの事を人々は「導師」と呼び、神の力を与えられた救世主と見なすようにな る。
長い時が流れた後、人が立ち入らない森の奥深くに「人と天族が暮らす理想郷」を彷彿させる「天族の杜」があり、大陸に「穢れ」が広がって久しい時代に あってもその影響を受けずにいた。そこで拾われた主人公「スレイ」は、外界から隔絶された生活を送ってきた事により穢れ無き純粋な心を持つ青年に成長して いた。
・オレンジ色の建物が写る風景は「かつての学術街」で広場の大木がご神木とされているが、街には幽霊が出るという噂話も
・山腹の遺跡は遙か昔に作られた物。何らかの信仰に基づいた遺跡らしい
・湿地帯は珍しい動植物が見られる、かつての橋や木道は朽ちるに任せられている
・グリンウッド大陸には大湿原や火山もある。現在の文明は1000年以上の歴史があるが、更に過去の時代の遺跡も点在している
・ハイランド王国は山地または高原に国土の大部分がある国。信仰と様式を重んじる文化を持っていたが、現在は人々の生活も多様化して伝統が薄れつつある。政治も王族と貴族の手から離れて官僚組織が握っている
・ローランス帝国は大陸で最も広い土地を治めている。肥沃な平野が国土の大部分を占め、軍事力の基盤となっている。首都の規模と文明は随一だが地方との格差が大きい。以前は皇帝が絶対的な権力を持っていたが、現在は古い伝統を持つローレンス教会が発言力を増している
―キャラクター
●「スレイ」(木村良平)
身長175cm、武器は片手用の儀礼剣。天族の杜で育った青年で、天遺見聞録と呼ばれる書物をきっかけに古代遺跡に興味を持つ。古代ロマンを探求する事 が現在の大きな夢。心優しく自然体で感情を素直に表現する。甘すぎる面もあるが、純粋で前向きな性格が周りを惹きつける。
プロローグ曰く、高い霊応力を持つスレイは穢れから生まれた魔物「憑魔」に狙われやすく、村の外に出る事を禁じられていた。出来る事といえば見聞録を読 む事と村の近くの古代遺跡探検ぐらいだったが、その探検の最中に遺跡の崩落に巻き込まれ「アリーシャ」と出会う事になる。
●「アリーシャ」(茅野愛衣)
身長161cm、武器は長槍。ハイランド王国の王位継承権の末席に位置する王女で、元々は明るく女性らしい性格だが、自らを一介の騎士と捉えており堅苦 しい男性言葉を話す。母親の身分が低く王族としての扱いも悪く、大臣たちからは煙たがられている。将来の優しさから災厄や戦乱の止まぬ世界を何とかしよう とするが、その行動が王国内での彼女の立場をより難しい物にしている。
―インタビュー
馬場プロデューサーのインタビューというかコメントより。
・TOZはTOX同様シリーズの原点回帰を一つのテーマとしつつ新しい遊び、メッセージをお届けする
・今回掘り下げたいのは「心の豊かさ」で、それをテイルズならではのアプローチで描くキーワードがZest(情熱、熱意)
・スレイは一見して情熱的なタイプには見えないかもしれないが、彼の行動や生き様は心に秘めた情熱を元に積み重ねられている
・これまでのテイルズオブシリーズは正義や信念といったテーマを掲げてきたが、ゼスティリアでは更に根源的な「情熱」を真正面から描く
・シリーズ史上かつて無いほど雄大なアウトフィールドも堪能して欲しい
・従来のフィールドは基本的に街道に沿って移動する物だったが、ゼスティリアはそうではない
・快適に探索する為のシステムやカメラも用意している
・表紙絵は背景の情報量の多さが半端ではなくて仕上がりを見た時にびっくりした
・絵コンテなどの行程が進んでいるアニメムービーにもこのクオリティを期待したい
・アリーシャは王族の末席で貴族としての地位は高くない
・一介の騎士としての生き方を選び、好んでもいる
・スレイの前向きな言動にもきちんと対応したりとまじめなタイプだが、物語が進むにつれて意外な一面も見えてくる
・バトルシステムは、剣と魔法のファンタジーという根幹こそは一貫しているが遊びの醍醐味はがらりと変わる
・LMBSの進化は勿論、更に大きなサプライズを仕込んである
・ドラゴンに焦点を当てるのはシリーズでは初めてになるが、ロゴにもデザインしている通り物語と密接に関わってくる
・ゲームの開発状況は、シナリオとキャラクターデザインは固まり各種システムやグラフィックの作り込みを進めている最中
・ゲームもアニメもこれからが大変な工程になるが、相当な気合いを入れて望んでいる
・発売日に向けてイベントや情報公開も図っていく