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标题: 10月富野G-reco(167L1话前10分钟,226&227L新料,233L先行版剧透) [打印本页]

作者: 不灭的杂兵    时间: 2011-8-23 16:08     标题: 10月富野G-reco(167L1话前10分钟,226&227L新料,233L先行版剧透)





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http://video.sina.com.cn/v/b/129584029-2177869914.html



PV2

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『ガンダム Gのレコンギスタ』は、富野由悠季監督による待望のガンダムシリーズ最新作で、『機動戦士ガンダム』で描かれた宇宙世紀の次の世紀“リギルド・センチュリー”を舞台に、宇宙エレベーターを守る組織「キャピタルガード」のパイロット候補生・ベルリ・ゼナムの冒険が描かれる。
総監督=富野由悠季/キャラクターデザイン=吉田健一/メカデザイン=安田 朗、刑部一平、山根公利/デザインワークス=コヤマシゲト、西村キヌ、剛田チーズ、内田パブロ、沙倉拓実、倉島亜由美/色彩設計=水田信子/美術=岡田有章/音楽=菅野祐悟。
詳細は決定次第、改めて発表予定。続報をお楽しみに。

官网
http://www.g-reco.net/


































http://randal.blog91.fc2.com/blog-entry-2388.html

「ガンダム Gのレコンギスタ」特別先行版特製チラシ

君の目で確かめろ!!

□Introduction

1979年に放送された「機動戦士ガンダム」から35年、1999年の「∀ガンダム」から15年の時を経て、シリーズの原作者・富野由悠季による待望の新TVシリーズが遂に登場。それが「ガンダム Gのレコンギスタ」である。“レコンギスタ”とは、スペイン語の“レコンキスタ(Reconquista)”が語源。“G”にはガンダム以外の意味も込められており、物語の進行と共に明らかになる。TVシリーズの第1話~第3話で構成された【特別先行版】。“新しいガンダムの歴史”に乗り遅れるな!

ガンダムファン必見! 10月からの放送開始に先駆けて、劇場で新世紀の幕開けを体感せよ!

□ガンダム新世紀に豪華スタッフ集結! 新しく描かれるモビルスーツと人類の姿に注目!

“リギルド・センチュリーでは「宇宙世紀時代の技術体系を進歩させてはならない」というタブーが設定されているが、一方でモビルスーツやミノフスキー粒子といった宇宙世紀のテクノロジーは健在。世界観は継承された反面、主人公が最初にいる場所が地球で、謎のガンダム“G-セルフ”が少女と共に宇宙より飛来するなど、新たにガンダムに触れる者にも楽しめる出発点が用意されている。

新世紀を象徴する魅力的なキャラクターのデザインは「交響詩篇エウレカセブン」の吉田健一。富野総監督とは「OVERMAN キングゲイナー」でもタッグを組んでおり、生き生きとしたキャラたちは、喜怒哀楽を存分に表現して縦横無尽に新たな世界を駆け巡る。

メカデザインは「コードギアス 反逆のルルーシュ」シリーズの安田朗と、「NIKE FREE ワールドキャンペーンメインビジュアル」を手掛けた人気イラストレーターの形部一平。安田氏はG-セルフ、レクテンなどを担当。これまでのモビルスーツとは一風変わった柔らかい曲線が特徴である。形部氏はモンテーロ他、兵器の側面が色濃いモビルスーツを担当。後に登場する別勢力のモビルスーツ群も、新世紀に相応しい個性派が続々登場する。また「ガンダム」シリーズや「宇宙戦艦ヤマト2199」でお馴染みの山根公利が戦艦デザインを担当している。

□富野総監督が全話の脚本を担当。奥行きのある世界観と迫力の戦闘シーンが詰まった究極SFエンターテイメント!

富野総監督の好む“ボーイミーツロボット”の展開をさらに進めた、“ボーイミーツガール&ロボット”の本作は明るく青春を謳歌していたベルリが海賊部隊の少女アイーダと謎の少女ラライヤ、そしてG-セルフに出会うことで、その運命が動き始める物語。軍勢同士による戦火に身を投じるこれまでの主人公と違い、自身の考えで行動し、果ては世界の仕組みに疑問を持つようになる、といった新しい主人公像にも注目だ。

主役機G-セルフは、未知のテクノロジーで作られたガンダムであり、選ばれた者しか起動出来ないモビルスーツ。謎めいたその設定はリアルロボットならぬスーパーロボットの香りを漂わせ、熱いロマンを感じさせる。

宇宙世紀と地続きでありながら文明や人々の生き様が異なる世界観の本作は、物語の進行と合わせて、エネルギー問題や人類の存続に関わる現代社会に通底するテーマも展開。さらに、ベルリの戦いは地球を飛び出して宇宙へと発展し、全体を通じて壮大なSFであることを気付かされる点も見逃せない。

誰もが待ち望んでいた富野総監督のチャレンジは世界、宇宙、そしてガンダムさえもレコンギスタする。

□ガンダムの生みの親、富野由悠季総監督が描く、待望の新シリーズ

宇宙移民と宇宙戦争の時代を経た新たな世紀。
Regild Century

MAP&相関図

AMERIA(アメリカ大陸?)
GONDWAN(欧州諸国?)
CAPITAL TERRITORY(南米諸国?)

AMERIA←――敵対――→GONDWAN
AMERIA←――敵対――→CAPITAL TERRITORY
CAPITAL TERRITORY←――協力――→GONDWAN

□Story

宇宙移民と宇宙戦争の歴史となった宇宙世紀が終焉し、しばらくの刻が流れた、新たな時代、リギルド・センチュリー(R.C.)を迎えた人類の営みと繁栄は、平和と共にこのまま続いていくものだと思われていた。R.C.1014年。地上にそびえ立つ地球と宇宙を繋ぐ軌道エレベーター、キャピタル・タワー。地球上のエネルギー源であるフォトン・バッテリーを宇宙よりもたらす神聖視された場所。そこを守備するキャピタル・ガードの候補生ベルリは、初めての実習の最中、謎のモビルスーツ、G-セルフの捕獲に成功。だが、G-セルフと操縦者アイーダ・レイハントンを名乗る宇宙海賊の少女に何かを感じるベルリ。そして、特定条件を満たさなければ起動しないG-セルフがベルリに反応を示す。宇宙海賊とアイーダの目的、G-セルフに選ばれたベルリが辿る運命、その果てに待ち受けるリギルド・センチュリー全体を揺るがす真相とは――。全てはレコンギスタの始まりに過ぎなかったのだ。

□G・Words

▽リギルド・センチュリー
宇宙世紀の次の世紀。リギルド・センチュリー(Regild Century=R.C.)1014年が物語の舞台となっている。ちなみに宇宙世紀が何年まで続いたのかは不明だが、地続きの世界観であり、「∀ガンダム」で描かれる“正歴(Correct Century=C.C.)”よりも前の時代に位置する。

▽キャピタル・タワー
宇宙世紀から残されていたとされる軌道エレベーターを改修・再生したもの。いわゆるチューブ状ではなく、ケーブルが宇宙と地上を繋いでおり、クラウンと呼ばれる乗り物で行き来している。フォトン・バッテリーが宇宙からもたらされることから、神聖視されている。

▽ヘルメスの薔薇の設計図
高度なテクノロジーが記されているというデータの名称。一部の人間にしかその存在が明かされていない。宇宙世紀の遺物である可能性も?

▽フォトン・バッテリー
劇中における全ての動力を供給するエネルギー源。ガソリンや電気などと違い、地球上で発掘、または製造されているものではなく、キャピタル・タワーを通じて地球にもたらされる。地球に住む者にとっては未知の物質。

□Characters(※すべてに設定画あり)

▽ベルリ・ゼナム
キャピタル・タワー守護を目的としたキャピタル・ガード養成学校に通う候補生。二階級飛び級するほどの天才的な才能の持ち主。性格か、余裕の現れか、絶えず笑顔でいる。アイーダと出会い、G-セルフを起動させたことで運命が大きく動き始める。

▽ノレド・ナグ
セントフラワー学園の生徒で、チアリーディング部に所属する活発な少女。ベルリに好意を寄せているので、アイーダに興味を持ったベルリが少し面白くない。クラスに編入してきたラライヤの面倒を記憶が戻るまでの間だけ見ることになる。

▽ノベル(※設定画初公開)
ハロピーと呼ばれる環境チェック用のロボット。ノレドがベルリに贈ったもので、2人の名前を取ってノベルと名付けられた。ベルリにとても懐いている。

▽ルイン・リー
キャピタル・ガード養成学校の候補生で、首席を務めるほどの実力者。ベルリより年上だが、ベルリが飛び級したため同期生となる。自分の生まれ育ちに強いコンプレックスを抱いており、それが行動原理となっている。

▽マニィ・アンバサダ(※設定画初公開)
ルインのガールフレンド。ノレドと同じセントフラワー学園の生徒で、リアリーダー。

▽ラライヤ・マンディ
突如G-セルフに乗って地球に降下してきた謎の少女。記憶を失い、幼児退行したかのような言動を見せる。G-セルフのことは覚えているようで「ジィ」と呼ぶ。月曜日に保護されたことからマンディと名付けられた。

▽アイーダ・レイハントン
海賊部隊に参加している少女。ラライヤのもたらしたG-セルフを用いてフォトン・バッテリー強奪作戦を決行するも失敗、ベルリたちに捕らわれてしまう。その素性には秘密がある。

▽クリム・ニック(設定画初公開)
アメリア大統領の息子にもかかわらず、海賊部隊に参加している天才エースパイロット。階級は中尉。モビルスーツ、モンテーロを駆り、アイーダ救出作戦を展開する。大変な自信家だが、周囲からは「大統領のドラ息子」と揶揄されている。

□Mobile Suit(※すべてに設定画あり)

▽G-セルフ
G-セルフはどの国家や軍にも属していない謎のモビルスーツ。その起動には特定条件があり、現状ではラライヤ、アイーダ、ベルリの3人にしか動かすことが出来ない。各種バックパックの換装することで、様々な局面に対応する万能型。また、バックパックに合わせて機体のカラーも変化する。パイロット脱出用のコア・ファイター換装システムを搭載している。
<大気圏バックパック>(※設定画初公開)
ラライヤが地球に飛来した際に装備していたバックパック。
<宇宙用バックパック>(※設定画初公開)
アメリアで建造されたものであるが、何故か未知のモビルスーツであるG-セルフに装着出来た。

▽カットシー
キャピタル・アーミィが所有するモビルスーツ。背面の翼を展開して飛行する。

▽レクテン
キャピタル・タワー保守点検用のモビルスーツ。実習中のベルリが搭乗し、アイーダ搭乗のG-セルフと交戦する。

▽グリモア
海賊部隊の量産型モビルスーツ。

▽モンテーロ(※設定画初公開)
クリム・ニックが搭乗する青いモビルスーツ。特殊なビーム・ジャベリンが主武装。








ベルリが乗り込むG-セルフ。大気圏パック、宇宙用パックなどバックパックは7種類。









https://twitter.com/#!/keroro_PR/status/107649857115799553

keroro_PR ケロロプロジェクト広報
【キャラホビ2011@幕張】富野氏の新企画、9/10ニュータイプエースにて発表!。
まだアイデアで、新作というほどではないよ、と監督w (富野氏トークショー) #charahobby #keroro


https://twitter.com/ane_kin/status/107655096208334849
富野説法聴了。新作発表というか新構想は数年先。宇宙が舞台の数千年先の物語。東大教授との衛星談義はトークショーと云うより講義。

http://twitter.com/zakosoldier/status/107653881709858816
富野監督の新作は企画段階。気分先行なのでアニメ化等は未定。
詳細は9/10発売の新雑誌ニュータイプエースで発表。現実の物理
法則を踏まえつつも次世代に向けて宇宙開発の夢を示せるような
宇宙ものにしたいとのこと。

[ 本帖最后由 不灭的杂兵 于 2014-8-24 13:55 编辑 ]
作者: 巴巴利中尉    时间: 2011-8-25 11:43

要是GTO就喜感了
作者: mgfyrr    时间: 2011-8-25 21:20     标题: 回复 #2 巴巴利中尉 的帖子

富野對於0079只認自己的小說吧
作者: 不灭的杂兵    时间: 2011-8-28 11:12

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作者: 不灭的杂兵    时间: 2011-8-28 11:38

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富野説法聴了。新作発表というか新構想は数年先。宇宙が舞台の数千年先の物語。東大教授との衛星談義はトークショーと云うより講義。

http://twitter.com/zakosoldier/status/107653881709858816
富野監督の新作は企画段階。気分先行なのでアニメ化等は未定。
詳細は9/10発売の新雑誌ニュータイプエースで発表。現実の物理
法則を踏まえつつも次世代に向けて宇宙開発の夢を示せるような
宇宙ものにしたいとのこと。
作者: David-Lee    时间: 2011-8-28 14:07



QUOTE:
原帖由 不灭的杂兵 于 2011-8-28 11:12 发表
https://twitter.com/keroro_PR/status/107649857115799553


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まだアイデアで、新作というほどでは ...

KERORO_PR KERORO计划广播

[幕张2011CHARAHOBBY] 富野先生的新企划,将在9/10发行的NEWTYPE ACE发表!‘这还还仅是创意而非新作品。’ 导演W氏如此声明。

QUOTE:
原帖由 不灭的杂兵 于 2011-8-28 11:38 发表
https://twitter.com/ane_kin/status/107655096208334849
富野説法聴了。新作発表というか新構想は数年先。宇宙が舞台の数千年先の物語。東大教授との衛星談義はトークショーと云うより講義。

http://twitter.com/zakosoldier/status/107653881709858816
富野監督の新作は企画段階。気分先行なのでアニメ化等は未定。
詳細は9/10発売の新雑誌ニュータイプエースで発表。現実の物理
法則を踏まえつつも次世代に向けて宇宙開発の夢を示せるような
宇宙ものにしたいとのこと。

富野表示,与其说是新作的发表不如说是新构想是数年前发起的。以宇宙为舞台的数千年前的故事。与东大教授的卫星对谈与其说是脱口秀不如说是讲座。

富野导演的新作还只是企划阶段,只是有所意图而动画化等与否尚未决定。。

详细会在9月10日发售的新杂志NEW TYPE ACE发表,导演表示意图创作沿袭现实物理法则,面向新世代,展示宇宙开发的梦想的宇宙舞台作品。
作者: 哈曼的YY    时间: 2011-8-28 19:55

宇宙为舞台的数千年前的故事

这话什么意思...
作者: 何B    时间: 2011-8-28 21:40

现实物理法则…光头最不可信的一句啊…
作者: 不灭的杂兵    时间: 2011-8-29 00:57

キャラホビ2011 富野トークショー

http://d.hatena.ne.jp/char_blog/20110828/1314538546

石脇 改めまして、ガンダムAの編集長の石脇です。宜しくお願いします。これから角川書店ガンダムAプレゼンツのステージを、やらさせて頂こうと思ってるんですけど、まぁ…あの大監督ですので、どんなトークショーになるのか…。はっきり言って私、コントロール出来る自信ありません。予測不能なんですけど。台本とかも書いたんですけど、全く、その台本が意味を成さない事が分かりつつある、という所で、ぜひお楽しみください。それではお呼びしましょう。富野由悠季監督です。どうぞ。

富野 司会者の方からは、今の様な、とてももったいない様なご紹介を頂きましたが…過去の名声だけで生き延びている富野でございます。宜しくどうぞ。

石脇 監督今回、「ガンダム世代への提言」で対談本を…。

富野 それも僕にとっては今までの仕事のメモですから、現在進行形のものではありません。全て過去のものでございます。

石脇 まぁまぁ、この対談本は3冊でますので。

富野 自分自身が今の様に、自虐的に自己紹介をしなければいけない立場に陥ってるという事は、十分に理解しております。が、今日こういう所にガンダムAさんの方からお呼び頂きましたのも、まだもう少し仕事をやらして欲しいとも思いますので、今日はここにお邪魔させてもらいました。

石脇 ありがとうございました。実はもう一人、スペシャルゲストを呼んでいるんですね。この対談本で出ていただいた方です。大変富野さんと親しく、未来と宇宙の話などをされているという事で。東京大学大学院で航空宇宙工学の教授でいらっしゃいます。中須賀真一さんに登場願いました。宜しくお願いします。先生、こういうアニメイベントはどうですか? 初めて?

中須賀 いや、もう、熱気がすごいですね。相当コアな方が集まってるんじゃないかと。

富野 それは誤解ですよ。コアではありません。今、この世代が、実を言うと一般人に成りつつあるので。コアな人はもっと別な事をやっています(中須賀さんを見つつ)。

石脇 なるほど。では、中須賀先生のご紹介を兼ねて。先生、ぶっちゃけ何をされているのか、というところをですね、紹介させていただきたいと思います。どうぞ。これは何ですか?

中須賀 人工衛星なんですね。僕らの作る人工衛星は1kgという世界最小の人工衛星を作っています。普通人工衛星というと、何百kgとか何tとか大きいんですけど、小さな人工衛星を作って、とにかく安く、早く。こういう宇宙開発をやっていこうという事で。

富野 こんな大きさです、現物は(「提言」を2冊掲げて)。

中須賀 だいたいそのぐらいですね。まさにそのぐらいの衛星を作ろうとしています。

石脇 これは宇宙には、もう何基か打ち上げられているんでしょうか。

中須賀 はい、2003年、2005年、2009年に3基打ち上がって、ちょうど今頃、東京の上空をその内の1基が通過しております。

石脇 なるほど。今日、打ち上げられた…。

中須賀 いえいえ、我々じゃなくて日本のロケットが打ち上げられますけど、関係ありません。

石脇 中身がこうなってるわけですね。

中須賀 そうですね、右側が中(身)ですけど、まさに秋葉原で買ってきた部品。東大は秋葉原に自転車で行けるという絶好の位置条件にありますから。毎日の様に秋葉原で買ってきた部品で学生が作った衛星です。

石脇 なるほど。これは何ですか?

中須賀 ブームが伸びて望遠レンズの働きをして、分解能の高い地球の写真を撮れる「プリズム」という2009年に打ち上げました。これが軌道上ではこんな風になる、今動いている衛星ですね。地球のきれいな写真を撮って送っているわけです。

石脇 というとっても立派な事をされている先生なんですけど、実は先生、ガンダムオタクなんですって?

中須賀 いやまぁ、オタクという程じゃないんですけど、この辺にいらっしゃる方ほどではないんですけど、大好きで。

石脇 監督の大ファンで。

中須賀 そうですね。でも、私よりもうちの家内の方が大好きでですね。最初のファーストガンダム。全巻ビデオ録画していて、毎年5月のゴールデンウィークに最初から最後まで全部観る。付き合いなさい、と毎年全部観ております。

富野 ありがとうございます。と、いう事でお分かりの通りなんです。掛け値なしに東京大学で先生をやってらっしゃるこういう方がいるってことは、この先生が外から見た時にはアニメオタクにはみえません。だから、言ったでしょ? 既に一般化しているんですよ。ですからそういう世界ではないんだよ、こういう様なイベント会場でやってる事で、ここに集まってらっしゃる方のおそらく半分以上が普通の人です。時代がそういう風になってしまった。で、僕の様に50年アニメを作ってる様な立場からすると、本当にそういう時代が変わったという事を意識して、作品作りに携わらなくちゃいけないんだけれども。今度は逆に言いますと、いつまでも年寄りがやるという様な仕事でもない、とも思っています。ただ、そうは言いながらも、今皆さん方も経験なさっている通りです。3月11日以後の事で、大人たちがどういう風にものを考え、どういう風にやっていくかという事を見ていった時に、ほんとに色んな問題が分かる様になってきた。そうすると、大人には任せられない。まして年寄りにも任せられない。実際にやらなければならないのは私達なんだ、ってことを突きつけられた。そういう時代に今度はエンタメとしてのアニメっていうのはどういう風にしていかなくちゃいけないのか、コミックがどういう風にしていかなくちゃいけないのか、っていう事を考える時に、今の、普通の大人には任せられない。となったら、ずーっと昔からやってる年寄りか、ずっと若い人か。中間値はないところでものを作っていかなくちゃいけない時代が来たんじゃないのかなと、今思っている事もあるし。自惚れているところもあるし。それからもう一度働かせてもらって気持ちよく死んでいきたいな、っていう様な、そういう時代になってきた、という風に、時代を切り取ってます。っていう様なことがありますので、7年近くやらせてもらっているガンダムAの対談、石脇編集長の代になって三冊本にまとめて「ガンダム世代への提言」として、世の中にアピールしていきたいって事を考えた。それで、こういう様なブースも作っていただいた。俺スゴイでしょ(笑)。

石脇 はい、非常に興味深いお話でしたけども、監督、今構想中の新企画が?

富野 今、前フリでお話した様な気分もありまして、この数年考えていた企画がありました。その企画を考えていた時に、去年までで言えば、アニメ用の新企画。それから、ノベルスとしての新企画というのが、こんなものだろうと思っていたんですけども、どうもそれだけでは足らないという事で、去年で言えば、僕が一番嫌いだった宇宙エレベーターの事も調べて、宇宙で生活をする為には宇宙エレベーターっていうものも取り入れなくちゃいけないんじゃないか、とも考えました。その上で、企画を練り直していって、例えば、アニメとかコミックでやる物語というのは、千年先二千年先三千年先の物語でいいだろうという事まで決めました。で、決めたところで、エネルギーの事を考えました。つまり、特別な電力。例えば「超電力」みたいなものがあれば、ガンダムみたいなモビルスーツも動かしていいんじゃないのかな、と「思った」。思ったんです。で、最終的に企画を煮詰めるというのは、さっきお話した3.11にも、もう少しアニメでもコミックでもリアルに考える必要があるな、と考えましたので、「超電力」みたいなものでモビルスーツみたいなものを動かしたり、それからロケットの様に飛べるんだろうか、と考えた時に「全部、絵空事でいい」とは思えなくなった。それは、3.11の経験もしました。それから、この歳になって、ああいう悲惨な津波の現場を見たり、それから、原子力発電の問題みたいなものも改めて考えた時に、全部絵空事で考えるのはよくないな、ということで、ガンダムAの対談の時から付き合いの始まった中須賀先生に、例えば電力の話をしたわけです。フィクション上でも、超電力みたいな事だけでエネルギー論は考えていいんだろうか。そして、それでロケットを飛ばしていいんだろうか。と言った時に、超電力だけでは飛ばなかった。ロケットみたいには飛べられない様な感じがした。(中須賀さんに向かって)そうですね。だけど「はやぶさ」は…だって、飛んだんでしょ?

中須賀 ええ。「はやぶさ」はそうなんですけど、「はやぶさ」は大きな電力を使って、実は小さい「プラズマ」って粒子を放り出しているんですよね。

富野 やっぱり、プラズマの粒子ってのは電力で出るもんなんじゃないんですか?

中須賀 ええ。プラズマっていうのは電荷を帯びてますから、電力でプラスとマイナスの電極の間に置くと加速できるんですね。これでもの凄いスピードになって、これを放り出すから逆方向に反力が得られる。反動の推進力が得られるという事なんです。ただ何かを放り出さないといけないんですね。

富野 電力で粒子を放り出すっていう事は出来ないんですか?

中須賀 いや、出来ます。だから粒子が要るんですよ。

富野 え? 粒子も電力で生み出す事は出来ないんですか?

中須賀 いやそれは無理。それは残念ながら無理なんですよね。

富野 っていう様な、事を、へっへっへっへ。かなりごちゃごちゃやりましたね。

石脇 そうなんですか。

中須賀 だから、粒子は持っていくか、あるい宇宙空間の中にある粒子を使わなくちゃいけない。宇宙空間というのは、実は真空の様でいて粒子がたくさんあるんですよね。それを集めてくるというやり方もあります。とっても薄いのでなかなか集まらない。だからやっぱり持って行かなきゃいけないというのがあるんですね。これが難しい。

富野 というのをさんざ聞かされた。もう一つびっくりする様な話があります。今日日本で打ち上げるロケットもそうなんですけど、アメリカのスペースシャトルを打ち上げるロケットもそうで、テレビ画面で見るとロケットっていうのは火を噴いて上がりますよね。火を噴いて打ちあがるという事は、凄く単純に爆発力で飛ぶわけだから、要するに熱いもの。炎の力で飛ぶものだと今まで信じ込んでいたところがあるんですけれども。違うんですね?

中須賀 違うんですよ。炎の力というのは、圧力が急に大きくなる事でものを放り出す力。実際に放り出されるのはなにかって言うと、液体酸素と液体水素が混じった…何が出来るかっていうと水なんですよね。だから結局は水鉄砲なんですよね。水鉄砲の押し出す力を炎というか圧力の力でやっている。だから水を飛ばしながら飛んでいる。これが日本のロケットですね。スペースシャトルもそうです。

富野 炎で飛んでるんじゃないんですって。だから、ガンダムの画ってみんな嘘なの(会場笑)。水で飛んでるんですって。っていう様な今のお話は極めて原理原則で、アニメ・コミックの、つまり絵空事でものを考えていった時に、画面的にはあれでいいんだけれども、カッコがいいからあれでいいんだけれども。だってロケットの噴射口から水が流れてますよ、なんて画見たくありませんよね、って言うのと同じ事です。ですから、映像的にはあれでいいんだけれども、実際にものを考えることは、もう少しリアルに考えることは、やっぱり難しく言えばです。物理学の原則ってのはやっぱり守らなくちゃいけない。だけど、全部守って見て、画にならない事もあるんです。これ、大問題があるんです。宇宙に飛んでいるヤマトの甲板で、ほんとは立ってちゃいけない、という話もあります。で、それを「立つしかない」というのはどういう事かというと、別の問題もありまして、ガンダムの世界観もそうだし、今考えている新企画でも一番困っている問題です。困っている問題だからかなり嘘をついてやっちゃいますよ、っていう話も言ってます。そして、アニメはこうなんですからね、っていう過去のきぬがらも、今の様な話として、取り入れて、基本設定というのを考えて行きたいという部分はある。で、それは中須賀先生のご専門ではないんだけれども、中須賀先生の研究室から、例の宇宙エレベーターに興味を持って、テーマにして研究なさっている生徒さんもいらっしゃいます。そういう様なことも踏まえて考えていったところで、具体的にものを考えていく研究者、それから技術者も、こういう作品を観ながら育ってって欲しい。そういうヒントになる様な作品を作っていきたいな、という風にはまだ思ってますので、もう4、5年。力を貸していただきたい。というのが僕の思い。

石脇 いやー、すごい。宇宙エレベーターやエネルギー論など、要するに絵空事ではなく…。

富野 だけど、絵空事。で、楽しい作品にしていかないと、若い人たち。皆さんの事は言ってません。今の若い人たちっていうのは小学生か中学生に、興味を持ってもらう様なものを作らないと、20年後30年後には繋がらないんですよね。そういう20年後30年後に、今の原子力発電を経営している様な人以上の、いい大人の人たちに育って欲しいな、っていう、そういう作品を作っていきたい。人工衛星を打ち上げている学生さんたちというのも、実をいうと目指すところはそういうところですよね?

中須賀 仰る通りですね。是非我々が期待したいのは、今の宇宙工学で出来る世界に留まって欲しくないなと思うんですよね。

富野 もちろんそうです。

中須賀 どんどん新しい世界を切り拓いていって、我々はあとはアイディアを出していただければ、どうやってそれを実現するのかを考えていきたい。そういう先駆者であるっていうことをほんとに期待したいなと思います。

富野 っていう様な言葉も、いわゆるアカデミックな世界から、そういう意味では中須賀先生だけではないんです。JAXAで具体的な仕事をやってらっしゃる様な方からもそういう話を伺う様になりました。つまり、目標値は掲げるのは、やっぱりアニメとかコミックの仕事だろうと。そして、実際に大人になった時にそれを実行し実践し良いカタチにしていくのが俺たちの仕事なんだ。それから次の、今小学生の子達がやっぱりやってくれる、そういう記号とかを、フックになるような、ヒントになるような言葉。そういうようなものを提供していくのが我々の仕事だと思っています。事実、「ガンダム」という単語があったおかげで実際に先生のような研究室に入る学生さんも現に、いたわけだし。それはなにも東大だけではなくて、やっぱり日本中にいることも知ってくると、やはりアニメとかコミックの力というのは、改めて気をつけなくてはいけない。という事はほんとにこの歳になって身に沁みるんです。身に沁みるからこそ、多少リアルな接点から伸びたところでのアニメの作品というのを作っていきたいなというのが、この歳になってつくづく思うことである。っていう事がありますので、もう4、5年皆さん方の応援を頂かないと。アニメの番組って、一人の力では絶対に作れないです。そういう意味ではこれはお世辞でも何でもなく、ファンが、現れてくれないとほんとに実現化しません。力を貸していただきたいなと思っています(会場拍手)。

石脇 そういう意味ではあれですよね、未来の子供たちへの可能性という意味では中須賀先生がやってらっしゃる超小型衛星。あんなちっちゃいのが飛ぶんだ、っていう。

中須賀 そうですね、僕らの狙いは、今、大きな人工衛星っていうと国しかオペレートしてないんですよね。ほとんどが国。つまり国がやろうとするとどうしても使い方が公共事業的な。例えば天気予報を視るとか気象を視るとか、地球の写真を撮るとかね。非常に限られる用途でしかないんです。僕らの狙いはそうではなくて、宇宙開発は全員がやっていく。世の中の人みんなが、自分の夢を宇宙で実現したいなと。それを実現できる世界を作っていきたい。その為には衛星がデカくて高いと駄目なんです。非常に安くて早い人工衛星を提供する事でいろんな人が自分が宇宙で何かをやりたいことを実現する。実現されていく。宇宙ってのが日常生活の中で当たり前になっていく世界。そういう世界を作っていきたいんですね。その為には今言った宇宙の敷居を下げる。この為の人工衛星だと。ていう風に考えて頂ければ良いですね。

富野 ですから、ロケットについての考え方も、水鉄砲だというのが分かっていかないといけないという問題がある。いくつかあるんです。ですからロケットの原理の問題だけではなくて、今中須賀先生が言ってる通りです。宇宙ともう少し接触をとれる人が大勢出てくると、日本からだって、人の乗ったロケットで人工衛星軌道まで上がれる、みたいな事が行われるはずなんです。それが今日本で行われてない理由というのが、10年ぐらい前から、今の世代の大人たちが腰が引けててやれなかった、という様な事実も分かってくる様になりました。だから、もうちょっと敷居を低くして人工衛星軌道でものを考える、という様な事もやっていいのじゃないかと。そういう様な事も、それこそ福島の原発のような事故を起こさないような研究者とか技術者を生むことになってくることにも繋がってくることです。ですから、ほんとに今、日本で種子島から打ち上げてるロケットが、人の全く打ち上げられないようなロケットが打ちあがっているように信じられているんですけども、実を言うとほとんど嘘なんですよ。なんでこのことが報道されてないかって言うと、「日本ではできない」と思い込まれているとか、人を人工衛星軌道まで運ぶのはとてもリスキーなものだと信じ込んでいる技術者と、信じ込んでいる関係者がいるんです。「原発は絶対に安全だ」って信じ込んでいる関係者がいた。そのことと同じくらいに、日本の宇宙事業開発には、人が人工衛星まで打ち上げられないと信じ込んでいる関係者がいっぱいいるという、すごいギャップがあるということが分かってきました。そういう事も含めて、もう少し科学技術というものも、一般的に分かる言葉に落としていかないといけないということもほんとに感じるようになった。そうなってくると、むしろこういうような話は年寄りがした方がいいんです。若い人がすると、現場で話をしなくちゃいけなくなってくるから、若い人が話をした瞬間にクビ切られます。職業を失う。僕は今更職業を失う心配はないんで、こういう話は少ししていきたいなぁという風に。

中須賀 どんどんやってください。やっぱり僕らそういう既成概念に非常に囚われてますね。それをまさに切り崩してきたのが「ガンダム」であり、これからも是非そうあってほしいなと思いますね。

富野 という風に、ガンダムにも社会に、科学技術に役に立ってるらしいんで、大変嬉しく思ってます。

石脇 ガンダム好きの研究者ってのはどんどん増えてて、かなり有望な方々が育っていると。

中須賀 そうですね。ガンダムの中にはね、さっき仰った荒唐無稽な話もあるし、科学に則られない部分もあるんだけれども、実はもの凄く科学に則った話もいっぱいあるんですね。あれ見てたらね、鳥肌立つくらい良く考えてあるなと思いますよ。そういうので感動した学生・若い人たちがどんどん宇宙の世界に入ってきてくれてる。だからやっぱり、相当効果大きいと思いますよ。

富野 っていう話が出来るようになったのも、実を言うとファーストガンダム世代の人たちが社会で意見を言えるような、つまり中堅の研究者になってきたり、技術者になったからです。つまりこの十数年、順々に社会的に発言できるようになるまで、みんなで我慢してきたっていう部分もあると思う。だからこれからこそです。オピニオンリーダーたるガンダムちゃんとしては、頑張って、次のオピニオンを確立していけるような作品は作っていきたいなと考えているっていうことで。そういう風に信じていいんだろうか。

石脇 私に聞かないで下さい(笑)。

富野 (会場拍手)ありがとうございます。ほんとの話をします。楽屋ではね、このトークショーのトリは、じゃあ僕は何を目指すかっていときに、「ガンダムを潰せ!」って、ガンダムを潰す作品を作りたいって言おうと思ったんだけれども、という話をしましたが、それは止めまして、ガンダムの上に更に、次の新しいオピニオンを建てる、っていう作品にするという事でいいかね? ガンダムは潰す必要はないわけね。

石脇 是非…よろしくお願いします。中須賀さんは今されているプロジェクト、どういう風に皆さんに広めていくか何かお考え…。

中須賀 さっき申し上げたように非常に小さくて安くて早い人工衛星を作る技術を今作ってます。大事なのはそれをどう使うかなんですね。それは何かっていうと、皆さんが、とにかく多くの方々が、衛星使ったら一体なにができるだろう、というのを、例えば環境保全であるとか。それから災害監視であるとかですね。地球の温暖化防止とか色んなものにどう使っていくのか是非考えてもらいたい。そのアイディアを頂いて僕らは衛星を使ってそれを実現していく。こういうインタラクションを多くの人びととやっていきたいですね。それは日本だけではなくて今世界中に呼びかけています。だから世界の方々とこの小さな衛星を使ってどんな事ができるだろう、僕らは考えていく。こういう形でみなさんと合流したいなと思っています。

富野 というのも、中須賀先生の研究室で作った打ち上げの人工衛星のデータというのが取得できるようになっています。その画像も取得できるようになってるんですけども、例えば極端な言い方をすると、90分に1回しか日本の上空を飛んでこないという問題があったりする。もっと世界的に言いますと、軌道の偏差の事がありますんで、90分に1回じゃないんですよ。例えば地球とか日本列島を監視するために低軌道衛星の人工衛星は何十基か打ち上げなければならない。低軌道衛星でも定位させるにはどうすればいいかは、そのシステムをどういうふうに組むのかというのは、やっぱり中須賀先生以後の若い人に組み立ててもらわなくちゃいけないというのもあります。それは必ずしも大きなロケットを作ってぽっぽやさん気分でやらなくてもいい方法があるはずなんです。そういう事が高い位置の静止衛星軌道に監視衛星を上げるよりはいい方法があるかもしれない。

中須賀 ええ、低いところにたくさん上げる方が分解能が高いんですね。ところが数が要るんです。そのたくさんの数をどう獲得するかということがこれからの課題なんです。

富野 そういう意味でまさにです。ネットの社会です。ネットワークを決めるもののために電子工学的、宇宙工学的にどういう位置に安定させるかという話はガンダム1機動かすのよりめんどくさいかもしれないんです。そのためには興味を持ってくれる若い青少年! 若い青少年に頑張ってもらいたい!

中須賀 ほんとそうですね。これからの若い世代に期待したいですね。

石脇 監督の新企画の件なんですけども、(ニュータイプエース宣伝中略)そこに監督の新企画が載る…載るんですよね?

富野 掲載はされるんですけど、今言った「新企画」というのが、あまり簡単に新企画と言えなくて…まだ僕が個人的に考えているアイデアでしかない。先程お話した通りの気分があって、宇宙エレベーターっていうものも中心に考えていた時の舞台設定はあるんだろうか? という事を考えてみたりした。そしてロケットの事を考えたくなくなっている舞台設定というのはこういうものなんだよね、っていう様な、そういうアイデアなんで…なんて言うのかなぁ。一般的に言う「新作」という意味とはちょっと違うんで、編集長にお誘いは受けているんだけども、簡単に「ハイ」って言えない。現にノベルスだって書かせてくれないんだもの。いい返事もらってませんから。だから、まだ新企画とは言えないなぁ。明らかにまだ頭の中にあるノベライズをしたい。できたらしたい。

石脇 はい。そういうことですので是非期待してください。

(PV上映)

石脇 そこ(誌上)で発表しますんで、監督、いいですよね?

富野 だから、発表するのはいいんだけれども、単純に…新企画なの。新企画だけれども新作って言うと速攻で作品化っていうとこに話が行くんですが、今回の場合まだそういう立ち上がりではなくて、なんとなく気分先行になっちゃってる部分があるんで、ちょっと僕の立場ではお話し辛いな、っていうのがある。それだけのことですので、ご支援頂きたいと思いますので、宜しくどうぞ(会場拍手)。

石脇 さきほど少し申し上げましたが、監督の「ガンダム世代への提言」、一冊読むのに時間がかかりますが、賢くなった気分になります。僕はなりました。

富野 宣伝するつもりはないんだけども、結果的に宣伝になることを言ってしまいます。自分自身もこの原稿のゲラをチェックさせて頂いて、ほんとにびっくりしたことがあります。何がびっくりしたかと言いますと、1回目がもう7年半くらい前になります。1回目から1年分の原稿をチェックした時に一番びっくりしたことが、お話されてるテーマ、それから対談者の仰ってる事が今の時代に全部当てはまって、古い話が何一つなかった、っていう事がもの凄くショックでした。という事は、自分自身が「トミノくん、えらい」と褒めたいというのは、こういう風な人選をして良かった、と思えました。と同時に、対談はガンダムAの対談です。つまりロボット漫画専門誌の対談にOKしてくださって、お話してくださった皆さん方、かなりいい勘をしている。つまり、普通の人ってのはこういうところにいるんだよ、という事を承知した上で皆さんがその場その場で職場でもっているお話をしてます。つまり、嘘がないんです。そして、ほんとの話をしてくれてるために、7、8年前の話なんだけど今の話に聞こえる・読めるので、ほんとにショックでした。このショックを皆さん方に感じていただけたら嬉しいし、その為には買ってください、ということになります(会場拍手)。

石脇 それでは最後、お二人から一言いただければと思っております。それでは中須賀先生。

中須賀 先程申し上げたとおり、我々は小さな人工衛星を作って、小さな人工衛星が宇宙に行ってる限りは人間はまだ行かないんですね。でもこの次に来るのはおそらく皆さんが宇宙に出て行くと。宇宙に人間が出て行くかどうかを日本では議論していますけれども、もう僕は議論の必要ないとおもいます。必ず出て行くんだと思ってます。大事な事は、人間が宇宙に出て行った時に何を考えるか、そこで何をやるかなんです。そのためにには一人ひとりが自分なりの哲学を持ってることがとっても大事だと思います。是非ですね、皆さんが将来、特に若いお子さん達は宇宙に行くことが絶対あると思います。そのときに備えて、是非、人間から宇宙、それから地球というのをよく考えておいていただきたいなと。で宇宙にいった時に、その時にどう考えるか。ということを準備しておいて頂きたいな。そういう風に思います。それが皆さんへのメッセージです(会場拍手)。

石脇 ありがとうございます。では監督、一言。

富野 中須賀先生の仰った「哲学」、ものを考えるヒント、というものも、アニメとかコミックとかノベルスで間違いなく込められることができる、というような作品は、やはり作っていかなくちゃいけない、というのが僕のようにキャリアが長くなってしまった人間であれば、キチンと自覚する必要があるんじゃないのか、と思ってます。だけれども、教科書になるようなものを作るんじゃなくって、やはり今の子供たちが見てくれるようなものを作りたい。作れるような自分になりたいということでありますので、体力が続く限り、この仕事をさせていただけたら嬉しいな、という風に思っています。本当に今日はどうもありがとうございました(会場拍手)。
作者: 海人MK-II    时间: 2011-8-29 01:47     标题: 回复 #6 David-Lee 的帖子

谢翻译
作者: ZZGUNDAM    时间: 2011-8-29 07:59

富野亲这些年及未来就都在折腾倒A起源吧。
作者: 不灭的杂兵    时间: 2011-9-9 17:18

NTA封面,新作独占发表








http://twitter.com/pachira550/status/112069153740947456
ニュータイプエース。巻頭の富野監督インタビューには、
富野監督作成の「Gレコ」イメージボードが載ってました。
続く未完小説「はじめたいキャピタルGの物語」の挿絵も
(恐らく)監督自身の絵かと。「バカか! 優等生!」とい
う台詞にわくわくしつつ未完


https://twitter.com/Uluu_Yaguchi/status/112049719655661568
ニュータイプエース巻頭のトミノ監督インタビューで、何故か再三「00」に言及されている(笑) お若いですなあ。「トミノ伝」は監修されてるんだろうか…

http://www.kadokawa.co.jp/na/lineup/
富野監督の新作に繋がる幻の未完小説
はじめたいキャピタルGの物語

ニュータイプエース初号では、富野由悠季監督の新プロジェクトが発表された。
それに伴い、以前ガンダムエースに掲載され話題を呼んだ、新作の元となった小説を一挙掲載!

[ 本帖最后由 不灭的杂兵 于 2011-9-9 20:31 编辑 ]
作者: blacksaber    时间: 2011-9-9 21:20

我倒比较有兴趣,macross first,
作者: 不灭的杂兵    时间: 2011-9-10 00:26

http://randal.blog91.fc2.com/blog-entry-1609.html

ニュータイプエース Vol.1
富野由悠季最新プロジェクト発表 要約版

富野由悠季監督最新プロジェクト始動!!
ニュータイプエースで独占連載!!
コードネームは「Gレコ」!!

アニメ業界をさらに活性化させるべく立ち上げられた「ニュータイプエース」で、なんと富野由悠季監督の最新プロジェクトがスタートする! 富野監督といえば「機動戦士ガンダム」シリーズなど数多くのエポックメイキングなアニメを世に生み出してきた、ロボットアニメ界の神的存在だけに、その最新作には否が応でも期待が高まる。日本全国、さらには全世界待望のニュースを、富野監督インタビューとともにお伝えしたい。

<富野由悠季監督最新プロジェクト概要>
▽ニュータイプエースで独占連載
▽タイトルは未定
▽コードネームは「Gレコ」
▽月刊ガンダムエース2010年12月号に寄稿された「はじめたいキャピタルGの物語」は「Gレコ」の初期案
▽宇宙エレベータがメインの舞台
▽宇宙エレベータは「機動戦士ガンダム00」で3基の宇宙エレベータを設定したものの延長にある
▽2010年夏ごろからストーリを組み始める
▽宇宙エレベータは12本のケーブルで1基のゴンドラ昇降するシステム
▽2012年年明けくらいにはノベルスをスタートさせたい
▽物語のエネルギー問題は太陽光発電がメイン
▽太陽光発電以上のエネルギーも設定しているが、まだ秘密
▽バッテリー論を拡大解釈した設定も持ち込む予定
▽新情報は「ニュータイプエース Vol.2」にて公開
<公開されたイメージボード>
A「宇宙エレベータ基地周辺の全景」
B「都市中心部の風景」
C~F「都市内の生活空間」
G「ケーブル先端部・地球側」
H「分離する地上基地」
ほか無題4枚

コードネーム「Gレコ」に迫る
富野由悠季スペシャルインタビュー 要約版

待望の発表となった富野由悠季の新作。その物語には宇宙エレベータが存在するらしい。持参されたイメージボードには興味深い絵が描かれていた。第一報は、この宇宙エレベータから、「Gレコ」に切り込んでみた。

――監督が構想中の新作のコード名は「Gレコ」というんですよね? それには宇宙エレベータが舞台になっていると聞きましたが?

富野:メインの舞台に考えているけど、それだけの話ではないんですよ。∀ガンダム以後、何をどう考えてもパッとしない。それで苦し紛れに、宇宙エレベータのことを調べてみたら、物事の根本的な問題を考えなければならなくなった。たとえば、「宇宙移民は、液体ロケットあり得るのか?」「なぜ、宇宙移民をするのか?」といったような問題です。

30年以上前のアニメの設定なら“人口が増えすぎたから宇宙に移民した”で済んだ。けど、基本的なことを考えると、人が遠くに行くことができるようになるには、行く先に“行く意味”がなければ絶対に行きません。(後略)

――人口増加という理由だけで、新しい場所に行くというものではないんですね?

富野:フクシマ原発事故のために、住みにくくなった地球から脱出するという理由は、以前よりは言いやすくなったでしょう。(中略)しかし、放射線汚染だけでは宇宙進出としてのモチーフとしては弱いし、大体、宇宙のほうが放射線の問題は深刻です。だから、ファーストガンダムのときでも、ルナツーを設定したのは、月の近くに貴重な鉱物資源がある小惑星を曳航できたから宇宙に進出できた、というように、“行く先に意味”があるようにしています。

けど、宇宙旅行に憧れていた僕や僕の世代は、宇宙に行くのにはロケットしかないという考え方に偏っていた。液体ロケットでは大量に人と物資を運ぶ手段にはならないとわかっていても、ロケット以外で宇宙に行くのは良くない、って。

――それでも、今回は、宇宙エレベータという発想を認めることにしたんですね?

富野:(前略)去年、日本宇宙エレベーター協会のメンバーと知り合ったのをきっかけにして、僕の考え方をひっくり返すことにしたわけです。僕よりずっと若い人が可能性を夢みているアイデアなら、それを認める必要があるだろうと考えたわけです。それが、行く先の意味をより深く考えることになって、交通機関の意味もわかるようになった。(後略)

――このイメージボードからは、密林のなかに宇宙エレベータの基地があるように見えますが、場所はどのあたりを考えているんですか?

富野:アマゾンの奥地です。これは「ガンダム00」で3基の宇宙エレベータを設定したものの延長にあります。歴史的にガンダム・ワールドを踏襲することで、宇宙エレベータ規模のものが、ひとつの物語世界だけで建設できるものではない、としたかったのです。技術というのは、ある日、突然できあがるものではなく、改良されていく歴史があるからです。

それで、2010年の夏ごろから、宇宙エレベータの基地とメカがあって、物語の芯になるキャラクターの相関関係というものを作ってストーリを組み始めました。(中略)でも、書いてみたらどうにも気に入らない。(中略)それで、シナリオライターの意見を聞いたりしたら、基本アイデアと全体構成は良いんだけど日常感覚が不足している、というような指摘をうけた。その意見は僕も納得できるから、本当に困った。それで、結局、僕が物語の景色がわかっていないのではないかを考えて、この絵(イメージボードA)を作ってみることにしたんです。

未来の地球上に最後の密林地帯が残っていたにしても、そこに大空港とか宇宙エレベータの基地などがどのようにあるのかという景色(画面になるもっとも基本的なものですね)を具体化したわけです。(中略)

アマゾン・レベルの密林と宇宙エレベータの基地とそれに関連する都市と大空港と河との関係がこういう普通っぽい景色、というのは、あるようでなかったと思う。この経験はショックで、今までやってきた仕事というのは、“自分が見知っていた経験をアレンジしていただけ”と実感できた。ファーストなどは、僕の中学時代の宇宙旅行のイメージだけだったのではないか、と反省できたりしてね。

――こちらの絵は、都市のなかですか?

富野:ええ、次に作ったのがこれです(イメージボードB)。(中略)生活空間の都市のなかにマシンがあって、自然も共存している風景。背景の空には、ケーブルが12本あります。(中略)日本宇宙エレベーター協会のメンバーが発想するのは、ケーブルが1本で成立するものだったんだけど、実用化されるものはケーブル12本の規模になるだろうと思いつけたので、ストーリを書き始めたんだよね。(中略)

それで、宇宙エレベータを定時運転するシステムというのは、世界中の鉄道や国際航空会社が集まったような規模になるだろうと気づいて、それを表現できるものを設定するしかないと考えた。ここに来るのに、本当に時間がかかったわけです。それで、こういう面倒くさい規模を設定したのも、リアルに目標とすべき形を提示すべきだとも考えたからです。専門家の方にもこのイメージを提案させてもらって、意見を聞いたりもしました。

――では、この宇宙エレベータの構造について教えてください。

富野:誤解しないで欲しいのは、宇宙エレベータのケーブルというのは、地球上から立ち上げているのではなくて、上からぶら下げて建設するということで、地面には固定しません。とはいっても、ゴンドラを昇降させるときに、ケーブルがぶらぶらしていたら困るから、ケーブルの先端を引き止める設定は必要(イメージボードG)。ケーブルを地面に固定すると地球との関係性が発生してしまうから、ケーブルを引き止めておく建造物はエアクッションで浮くこともできるし、移動もできる、とした。現在、耐震住宅にも使われている技術ですね。これも「ガンダム00」で描かれた宇宙エレベータの塔が、あまりにも頑丈な建築物だったことで、問題点がはっきりしたという側面もあります。

ケーブルは3本ワンセットが4セット。12本のケーブルで1基のゴンドラが昇降します。最初は3本のケーブルをつたってゴンドラが上昇して、1万メートルほどの高度までに6本か8本のケーブルに掴まって、時速約500キロで上昇します。残りのケーブルはすべてスペアで、交換する必要があるケーブルは、ゴンドラが運転していても交換できるようにした。低軌道衛星の350キロ前後には、かなりのスペースデブリ、ゴミがあるんで、ケーブルが2、3本切れても大丈夫なように数を考えました。

地球の基地はこのように分離します(イメージボードH)。ケーブルをレールだと考えると新幹線やリニアのレールのように固定されたものを想像してしまうけど、宇宙エレベータのケーブルは、空気の揺れにも影響されるから、それを追従できるように基地も移動する。(後略)

――作中では、宇宙エレベータの技術論は語られるんですか?

富野:宇宙エレベータのシステムを考えるときに、この程度のことは考えてくれという、研究者や技術者に対しての嫌がらせです(笑)。僕は技術者じゃないから、宇宙エレベータのことを説明するような作品を創る気はありません。いくら背景設定を作り込んでも、肝心の物語が面白くなければ、誰も読んでくれないし、アニメにしても見てくれません。

で、こういう話をスタッフになりそうな人にしてみたら、「だったら、やっぱりシャアはいりますよね?」と言い出す奴がいるわけで、「お前、ぶっ殺すぞ!」って(笑)。だからというわけではないけど、シャアみたいなキャラを出すか出さないか悩むところまで、今ようやく手が進み出したところです。回り道のようだけど、そういう悩みも、世界の足場が見えてこないと出てこないものなんですよ。できることなら、来年年明けくらいにはノベルスをスタートさせたいけど、どうなのかなぁ(苦笑)。

――先ほど原発の問題が出ましたが、この物語ではエネルギー問題をどう考えているんでしょうか?

富野:単純に太陽光発電をメインにしています。宇宙エレベータのケーブルを一定の高度に安定的に維持させるためには、推力も必要になってきますから、かなり効率のいい太陽光発電のシステムが出来上がっていると考えています。でも、電力が賄えるだけではすまない。推進剤になるものは永遠に必要だから、地球からの資源もルナツーのような資源のある小惑星も必要です。そして「Gレコ」というファンタジーでは、太陽光発電以上のエネルギーも設定しています。ですが、これはまだ秘密です(笑)。秘密なんだけど、みなさんが知っているものです。太陽光発電といった瞬間に、ヒントは開示されています。

問題なのはエネルギーの生成よりも、バッテリーの問題ですね。つまり、蓄電。エネルギーをどう蓄えるかという問題は、今までの技術でも抜け落ちていた部分で、そういうものを意識させるためにも、バッテリー論を拡大解釈した設定も持ち込もうとしています。

――エネルギー論としては、けっこう難しいお話が入りそうですね。

富野:いや! ただのファンタジーだって!(笑) 本当は、それに「夢とロマンの」という言葉を付け加えてもいいくらいのものにしたい。まず若い人たちに好きになってもらう物語があれば、意識に引っかかるでしょ? 読者やアニメのファンが若ければ若いほど、一生の記憶になる。そのようなものにしておけば、ファンのなかから本物の技術者や科学者が育って、夢を実現してくれる。それを信じているんですよ。僕には、技術論や学術論を書けるセンスも知識もない。ないけれど、ファンタジーでもリアルとの回線はつないでおきたいんです。そういった作品を創ってみたいんです。

※5ページにもわたるロングインタビューなので、重要発言を中心に約1/3程度に要約しました。「ニュータイプエース Vol.1」の元記事には、ロングインタビューの他に本企画のイメージ作りのために富野監督が個人的に作成したもの、という美しいイメージボードA~H8枚+他4枚の計12枚が掲載されています。ぜひお求めください。
作者: 不灭的杂兵    时间: 2011-9-10 08:48

访谈完整版

http://d.hatena.ne.jp/char_blog/20110910/1315586906

微妙に改行やら誤字脱字、句読点を直してあります。

――監督が構想中の新作のコード名は「Gレコ」というんですよね? それには、宇宙エレベータが舞台になっていると聞きましたが?

富野:いや、メインの舞台に考えているけど、それだけの話ではないんですよ。でも、ガンダム系の企画を考えるのがぼくの宿命になっていると思い込みがあるので……(笑)。ずっと考えていたことがあるんです。つまり、「∀ガンダム」以後、何をどう考えてもパッとしない。それで苦し紛れに、宇宙エレベータのことを調べてみたら、物事の根本的な問題を考えなければならなくなった。たとえば、

「宇宙移民は液体ロケットであり得るのか?」

「なぜ、宇宙移民をするのか?」

といったような問題です。

30年以上前のアニメの設定なら“人口が増えすぎたから宇宙に移民した”で済んだ。けど、基本的なことを考えると、人が遠くに行くことができるようになるには、行く先に“行く意味”がなければ絶対に行きません。帆船を大型化したり、蒸気船になりそれが鉄の船になっていったのは、戦争をするためではなくて、確実な交通手段にしようとした結果なんです。交通手段は、一度行ったきりで終わらせるわけにはいかないでしょ? そして、大航海時代には、ヨーロッパ人は香辛料や陶磁器、絹をもとめてインドや中国とのあいだを往復した。新大陸が発見されれば、そこで綿花やコーヒーの大規模プラントができるとわかり、金鉱があったりすれば、それらを産業化するために、奴隷船も行き来するようになった。

――人口増加という理由だけで、新しい場所に行くというものではないんですね?

富野:フクシマ原発事故のために、住みにくくなった地球から脱出するという理由は、以前よりは言いやすくなったでしょう。放射線被害は百年単位で対応しなければならない問題ですからね。これについては、ガンダムA(11年)9月号で吉岡先生と対談をしています。あれで、放射線の問題と技術の問題はかなり説明していますから、環境悪化が移民のための原因にはなり得ましょう。しかし、放射線汚染だけでは宇宙進出としてのモチーフとしては弱いし、大体、宇宙のほうが放射線の問題は深刻です。だから、ファーストガンダムのときでも、ルナツーを設定したのは、月の近くに貴重な鉱物資源がある小惑星を曳航できたから宇宙に進出できた、というように、“行く先に意味”があるようにしています。

けど、宇宙旅行に憧れていたぼくやぼくの世代は、宇宙に行くのにはロケットしかないという考え方に偏っていた。液体ロケットでは大量に人と物資を運ぶ手段にはならないとわかっていても、ロケット以外で宇宙に行くのは良くない、って。

――それでも、今回は、宇宙エレベータという発想を認めることにしたんですね?

富野:アーサー・C・クラークが『楽園の泉』で宇宙エレベータのアイデアを書いたのは、ファーストの制作を始めた頃で、それまで、クラークの作品は好きだったんだけど、そのアイデアを聞いた途端に、ぼくはクラークの作品が読めなくなった。ロケットで宇宙に行くことを夢見ていたぼくには、エレベータなんかで宇宙に上がられてたまるかと思っていたからで、それで40年過ぎちゃったわけです。

それが去年、日本宇宙エレベータ協会のメンバーと知り合ったのをきっかけにして、ぼくの考え方をひっくり返すことにしたわけです。ぼくよりずっと若い人が可能性を夢見ているアイデアなら、それを認める必要があるだろうと考えたわけです。それが、行く先の意味をより深く考えることになって、交通機関の意味もわかるようになった。

でもね、ファーストでも核融合エンジンを設定していたんで、救いはあるんですよ。そうはいっても、核融合炉にもリスクがあるんで、リニアモーター方式の宇宙エレベータで、500人単位で輸送できる交通機関が成立すれば、移民ができる規模になると了解したわけです。

――このイメージボードからは、密林のなかに宇宙エレベータの基地があるように見えますが、場所はどのあたりを考えているんでしょうか?

富野:アマゾンの奥地です。これは、『ガンダム00』で三基の宇宙エレベータを設定したものの延長にあります。歴史的にガンダム・ワールドを踏襲することで、宇宙エレベータ規模のものが、ひとつの物語世界だけで建設できるものではない、としたかったのです。技術というのは、ある日、突然できあがるものではなく、改良されていく歴史があるからです。

それで、2010年の夏ごろから、宇宙エレベータの基地とメカがあって、物語の芯になるキャラクターの相関関係というものを作ってストーリーを組み始めました。それまでは、それだけでノベルスやアニメができると思い込んでいたから、作業としてはまちがっていない。でも、書いてみたらどうにも気に入らない。ガンダム・ワールドを引き継いでいるから、そのアイデア自体が陳腐なものになってしまったのだろう、とも考えました。

それで、シナリオライターの意見を聞いたりしたら、基本アイデアと全体構成は良いんだけど日常感覚が不足している、というような指摘を受けた。その意見はぼくも納得できるから、本当に困った。それで、結局、ぼくが物語りの景色がわかっていないのではないかと考えて、この絵(イメージボードA)を作ってみることにしたんです。

未来の地球上に最後の密林地帯が残っていたにしても、そこに大空港とか宇宙エレベータの基地などがどのようにあるのかという景色(画面になるもっとも基本的なものですね)を具体化したわけです。今はこの絵があるから、想像がつくようなったんだけど、この設定がないままにストーリーを組むと、若い連中に指摘されるような欠点をかかえた作品になると思い知ったわけです。

これで確認できたことは、SFやアニメの舞台って、先例があるとそれに似たような背景や世界観から物語を創っていた、とか、自然と人工物が密着している光景を描いたのは、極端に言えば『アバター』が初めてかもしれないとまで気付いた(とはいえ、あれは60年代までのSFの原風景のコピーなんですけどね)。それまでのSF的なイメージ画って、“太古の惑星にロケットが着陸した”といった絵があっても、そこにあるのは中世以前の都市だったり、そうでなければサイバー化しているといったものでしょう? あとは廃墟か建設途中のビル街……。

――SFとして想像するのはサイバー都市ですね。

富野:アマゾン・レベルの密林と宇宙エレベータの基地とそれに関連する歳と大空港と河との関係がこういう普通っぽい景色、というのは、あるようでなかったと思う。この経験はショックで、今までやってきた仕事というのは、“自分が見知っていた経験をアレンジしていただけ”と実感できた。ファーストなどは、ぼくの中学時代の宇宙旅行のイメージだけだったのではないか、と反省できたりしてね。

――こちらの絵は、都市の中ですか?

富野:ええ、次に作ったのがこれです(イメージボードB)。出来上がったものを見ると当たり前の風景に見えるけど、Aを描くのにも一ヶ月はかかっているし、これを描くのにもAから半月はかかっています。生活空間の都市の中にマシンがあって、自然も共存している風景。背景の空には、ケーブルが12本あります。この絵を描いたら、次のものは手間取らずに描けました(イメージボードC~F)。ほかにも描いているんだけど、ここまで来るのに、宇宙エレベータの地上基地の問題も同時に考えていったんで、全体的には半年ぐらいかかっています。資料写真を探すのも、結構面倒だったしね。

日本宇宙エレベーター協会のメンバーが発想するのは、ケーブル1本で成立するものだったんだけど、実用化されるものはケーブル12本の規模になるだろうと思いつけたので、ストーリーを書き始めたんだよね。ファーストの頃の感覚で言えば、宇宙戦艦とモビルスーツがあれば全体構成はできたんだから、12本のケーブルがある宇宙エレベータなら問題はないだろうと、全体構想の1/3ぐらいのストーリーを書いたわけです。一応、ぼく、経験者でしょ? ところが、それではダメだと言われたわけです。本当に考え込みましたよ。

それで、宇宙エレベータを定時運転するシステムというのは、世界中の鉄道や国際航空会社が集まったような規模になるだろうと気付いて、それを実現できるものを設定するしかないと考えた。ここに来るのに、本当に時間がかかったわけです。それで、こういう面倒臭い規模を設定したのも、リアルに目標とすべきカタチを提示すべきだとも考えたからです。専門家の方にもこのイメージを提案させてもらって、意見を聞いたりもしました。

――では、この宇宙エレベータの構造について教えてください。

富野:誤解しないでほしいのは、宇宙エレベータのケーブルというのは、地球上から立ち上げているのではなくて、上からぶら下げて建設するということで、地面には固定しません。とは言っても、ゴンドラを昇降させる時に、ケーブルがぶらぶらしていたら困るから、ケーブルの先端を引き止める設定は必要(イメージボードG)。ケーブルを地面に固定すると地球との関係性が発生してしまうから、ケーブルを引き留めておく建造物はエアクッションで浮くこともできるし、移動もできる、とした。現在、耐震住宅にも使われている技術ですね。これも『ガンダム00』で描かれた宇宙エレベータの塔が、あまりにも頑丈な建造物だったことで、問題点がはっきりしたという側面もあります。地球上で造る高層建築物は、どんなに気候が安定していても、工学的には4000mの高さが限度だという意見も採り入れました。宇宙エレベータ全体の長さは『Gレコ』でも地球の直径の10倍ほどとしているので、ケーブルの先端を地球に固定するということはできないんですよ。

――それでケーブルは先程の安全面のことも考えて、複数本あるわけなんですね?

富野:ケーブルは3本1セットが4セット。12本のケーブルで、1基のゴンドラが昇降します。最初は3本のケーブルを伝ってゴンドラが上昇して、1万mほどの高度までに6本か8本のケーブルに掴まって、時速約500kmで上昇します。残りのケーブルはすべてスペアで、交換する必要があるケーブルは、ゴンドラが運転していても交換できるようにした。低軌道衛星の350km前後には、かなりのスペースデブリ、ゴミがあるんで、ケーブルあ2、3本切れても大丈夫なように数を考えました。

地球の基地はこのように分離します(イメージボードH)。ケーブルをレールだと考えると新幹線やリニアのレールのように固定されたものを想像してしまうけど、宇宙エレベータのケーブルは、空気の揺れにも影響されるあkら、それに追従できるように基地も移動する。

それで、動くケーブルを掴むためにゴンドラからは伸縮し、左右、上下に動くアームがある。こんなUFOみたいなデザインは大嫌いなんだけど、アームとケーブルの整合性を考えたらこの形しかなかった。

――けれど、こういう形ではないと無理なんですよね?

富野:でも、ぼくよりもっと若い人はいいアイデアがあると思いたいですね。そういうものがあれば変更します。もっと面倒なのは、この12本のケーブルのセットが2組あて宇宙エレベータの1セットだということです。つまり、複線になっています。それも安全率を考えるだけでない重要な意味があります。

――作中では、宇宙エレベータの技術論は語られるんですか?

富野:宇宙エレベータのシステムを考えるときに、この程度のことは考えてくれという、研究者や技術者に対しての嫌がらせです(笑)。ぼくは技術者じゃないから、宇宙エレベータのことを説明するような作品を創る気はありません。いくら背景設定を作り込んでも、肝心の物語が面白くなければ、誰も読んでくれないし、アニメにしても観てくれません。

で、こういう話をスタッフになりそうな人にしてみたら、「だったら、やっぱりシャアは要りますよね」と言い出す奴がいるわけで、「お前、ぶっ殺すぞ!」って(笑)。だからというわけではないけど、シャアみたいなキャラを出すか出さないか悩むところまで、今ようやく手が進みだしたところです。回り道のようだけど、そういう悩みも、世界の足場が見えてこないと出てこないものなんですよ。できることなら、来年年明けくらいにはノベルスをスタートさせたいけど、どうなのかなぁ(苦笑)。

先程原発の問題が出ましたが、この物語ではエネルギー問題をどう考えているんでしょうか?

富野:単純に太陽光発電をメインにしています。宇宙エレベータのケーブルを一定の高度に安定的に維持させるためには、推力も必要になってきますから、かなり効率のいい太陽光発電のシステムが出来上がっていると考えています。でも、電力が賄えるだけでは済まない。推進剤になるものは永遠に必要だから、地球からの資源もルナツーのような資源のある小惑星も必要です。そして『Gレコ』というファンタジーでは、太陽光発電以上のエネルギーも設定しています。ですが、これはまだ秘密です(笑)。秘密なんだけど、みなさんが知っているものです。太陽光発電と言った瞬間に、ヒントは開示されています。

問題なのは、エネルギーの生成よりも、バッテリーの問題ですね。つまり、蓄電。エネルギーをどう蓄えるかという問題は、今までの技術でも抜け落ちていた部分で、そういうものを意識させるためにも、バッテリー論を拡大解釈した設定も持ち込もうとしています。

――なるほど。

富野:ガンダムA(11年)8月号では、水素自動車を研究している山根公高先生を紹介しました。3.11以後、水素エネルギーを正しく理解して、使う方法を考えなければいけないということがわかる対談になっています。

これまでは原発があったおかげで、「そんなに無理に電気を溜める必要はないだろう。水素ガスを使う必要はないだろう」と考えられていて、水素の研究者はかなり蔑ろにされてきました。でも、今回の原発の問題を受けて、水素エネルギーの利用が論調として出てくると思っています。楽しい物語にしながらも、そういうところにも目を向ける要素を入れていきます。それが3.11以後のファンタジー、特にガンダム系のエセSFみたいなものに一番必要なものだと思っていますから。

――エネルギー論としては、結構難しいお話が入りそうですね。

富野:いや! ただのファンタジーだって(笑)! 本当は、それに「夢とロマンの」という事場を付け加えていいくらいのものにした。まず若い人たちに好きになってもらう物語があれば、意識に引っ掛かるでしょ? 読者やアニメのファンが若ければ若いほど、一生の記憶になる。そのようなものにしておけば、ファンの中から本物の技術者や科学者が育って、夢を実現してくれる。それを信じているんですよ。ぼくには、技術論や学術論を書けるセンスも知識もない。ないけれど、ファンタジーでもリアルとの回線は繋いでおきたいんです。そういった作品を創ってみたいんです。

イメージボード…「CPのデッキから密林と河を望む 背景が俯瞰すぎて、かつ、街が遠すぎるが…。 2011/6/5」マンマシーンらしきものもある。
イメージボード…「政府官邸は別途にあるだろう 2011年6月15日 by Tomino」
イメージボード…左上「CP地上部 運用局サイド 初期稿よりスケールは四倍増 2011年6月3日 改定 マンマシーンがクラウンに乗り込む方法は一考」右下「F・CP地上部 運用局サイドの項」
イメージボード「パチンコを持つノレド 2011/6/4」少女? のイラスト。
イメージボードA 宇宙エレベータ基地周辺の全景…参考写真の取り込み。誌面には「アマゾンから伸びる地球に残った最後の宇宙エレベータ」とある。
イメージボードB 都市中心部の風景…「キャピタル・シティの交差点 2011年6月11日 by Tomino」参考写真の取り込みに人物画とシルエットマシン的なメカ。
イメージボードC…「中流の家並み」
イメージボードD…「クンタラの漁村から見た風景 2011年6月7日 by Tomino」
イメージボードE…「牛のいるクンタラの村 2011年6月14日 by Tomino」
イメージボードF…「空路の下にあるクンタラの漁村 2011年6月10日 by Tomino」
イメージボードG…「2011年5月16日 by Otomi」
イメージボードH 分離する地上基地…左上「CP・T スコード教々会サイド(背後の二基は運用局サイド)」右下「F・CP・教会サイドと二の項 2011年6月3日 by Tomino」
次号10/8発売。
現在著作権表記はなし。キャピタルGにあった企画協力表記もなし。
作者: wwc1988    时间: 2011-9-10 11:03

富野想做00的後續嗎?
作者: Exusiai    时间: 2011-9-10 20:28

轨道电梯- -
作者: 何B    时间: 2011-9-10 21:25

宇宙骑士?
作者: WYF上卿大人    时间: 2011-9-11 04:37

求简要翻译TAT
作者: 马夫狄    时间: 2011-9-11 15:33

ZOE
作者: CC8P    时间: 2011-9-13 11:58

12L那框架是可移动式基地?
作者: 不灭的杂兵    时间: 2011-9-18 12:53

渣技术,凑合看吧














作者: 不灭的杂兵    时间: 2011-10-8 16:04

【速報】富野由悠季監督最新プロジェクト「Gレコ」、サンライズプロジェクトとして始動! 吉田健一によるイラストも公開!

ニュータイプエース Vol.2
富野由悠季最新プロジェクト「Gレコ」 要約版

前号で発表された、富野由悠季監督の新作。「Gレコ」のコードネームで呼ばれるこのタイトルが、サンライズプロジェクトとして動き出していることが明らかにされた。まだまだ構想段階のため、いつ、どのようなメディアで発表されるのかは未定だが、今後最注目の作品になることは間違いない。

▽吉田健一によるイラスト(1枚)
ここから始まる……!? 富野監督の構想を聞いた盟友・吉田健一が、独自に描いてくれた1枚のイラスト。建造物は宇宙エレベータ? そこに立つのは人か、それとも……?

<富野由悠季監督最新プロジェクト「Gレコ」概要 第2報>
▽タイトルはまだ未定(コードネームは「Gレコ」)
▽サンライズプロジェクトとして始動
▽吉田健一がイラストを提供(プロジェクトスタッフとして参加しているのかは不明)
▽小学生高学年から高校生までをコア層にしたい
▽震災後の子供たちの心に残るものにして、彼らが生きるうえでのヒントになるような作品にしたい
▽テーマは女性が持つ復元力
▽男の子だったら女の子とどう協調していくのか? 女の子だったら“性”の力をきちっと見て、女性の持つ復元力を自覚してほしい、と語りたい
▽男の子と女の子のきょうだい(姉弟)話にする予定
▽今のアニメ、漫画で流行の潮流となっている妹キャラをやめたい
▽女性の力が見直されるこれからの10年、きっとお姉さん好きが主流となっていくと思っているんです
▽女王誕生の物語にしていきたいと思っています
▽子供に向けた定番のパターンを踏襲していきながら、21世紀後半の時代性に向かって、女王到来を見せていきたい
▽弟が姉を女王にしていくという物語か、そうではなく、姉であることは知らない関係かもしれない。あとになって、お姉さんだったんだ、とわかる物語かもしれない、と迷っている
▽宇宙世紀を踏まえて「Gレコ」の新しい世紀を設計するには、1000年ぐらいの時間を超える必要がある
▽時代設定は<西暦→宇宙世紀→「Gレコ」の世紀>と考えた場合、今から1000年後
▽今から100年くらいあとに見てもらってもいい、という欲をもった設計もしています。そのために、今まで誰もやらなかったような設定を取り入れていますが、今は話せない
▽100年後の人が見ても、それを物語的に古臭く感じさせない方法というものを、この3年間考えてきました
▽デザイン論ではなく、もっと別のことで時代を乗り越えてみせたいと考えている

富野由悠季監督インタビュー 要約版

前回は「Gレコ」の舞台背景となる人類の宇宙進出・宇宙移民と、宇宙エレベータの存在について語られた。続く今回は、今、富野監督が目指す物語、そのコンセプトを尋ねてみた。そこから見えてきた物語中央に立つ2人の人物像とは?

――今回はこの「Gレコ」が、誰に向けて、何が描かれるのかをお聞かせください。

富野:うーん、中学生……もう少し下げて小学生高学年から高校生までをコア層にしたいですね。これまで「Gレコ」では“リアル”という言葉を使ってきたけど、それは子供も分かるリアルであって、大人に訴えるリアルではないんです。小学校4、5、6年、中学1年の頃って、人間の成長にとってとても大切な時期でしょ? その頃に覚えたものって、死ぬまで記憶に残るでしょうし、人生の目標になるようなものを手に入れられるかもしれない年齢でもある。だから、こういう作品はその年齢層に向けて作るのが一番正しいと思ってます。

何を描けばいいのかという部分については、3.11の震災以後に変わってきましたね。今はまだ頑張ろうという気持ちになれるだろうけど、10年後、今の子供たちが20歳前後になったとき、その心には深刻なものが残っているに違いない。「Gレコ」はそういう震災後の子供たちの心に残るものにして、彼らが生きるうえでのヒントになるような作品にしたいですね。

――震災後の子供たちに向けるテーマとは、具体的にはどのようなものですか?

富野:端的に言うと、女性をフォーカスしたもの。女性が持つ復元力と言ってもいいですね。それを描きたい。これまでは男女平等が謳われ、女性が選挙権を手に入れて、女性が管理職になった……でも、男性ほど評価されることはなかった。それが3.11以後は大きく変わったと見ています。3.11以後で象徴的なのは、男性社会が作る倫理観と安定感のなさ、です。今の現実はその2つが決定的に破綻したことを証明しています。実際に東日本大震災の復興では、女性たちのほうがコミュニティを生むうえで大きな存在となっています。僕からすれば、女性のほうが自立していると思う。男はしゃべっているいるだけで、それに挫折感が深い。草食系だ、妹系だなんて言っていたからではないか? だから、男たちはもう少し女性を正面から見る努力をしましょうよ、と言いたい。

とは言っても、出来上がった大人を再教育するのはとても大変なので、「Gレコ」では、子供たちにそういうメッセージを投げかけて、男の子だったら女の子とどう協調していくのか? 女の子だったら“性”の力をきちっと見て、女性の持つ復元力を自覚してほしい、と語りたいのです。

――では、主人公が女性ということでしょうか?

富野:主人公と決めるかはさておいて、「Gレコ」は男の子と女の子のきょうだい話にする予定です。こういう設定は好みではないんだけど、それでも女性の持つ力を描くために、今回はこれで話を作っていきたい。震災以後の子供に向けるということだけでなく、今のアニメ、漫画で流行の潮流となっている妹キャラをやめたい。僕の皮膚感覚だと、女性の力が見直されるこれからの10年、きっとお姉さん好きが主流となっていくと思っているんですね。

――お姉さん系ですか。では姉弟という設定ですか?

富野:今のところはそう考えています。もちろん、“姉”というのは今の潮流から逆行しているという意識はありますけど、姉さん女房というのは歴史的には絶えずあったわけだし、実生活では姉さん女房のほうがうまくいくケースのほうが多いんじゃないですか?

――異質とも言えますね。乱立するアニメに対して、監督の意思表示でもある。

富野:時代上の問題というものもあります。現実的に、女性に主導権が移り出しているのが鮮明に見えてきているでしょう? それはこの先、大きな流れになっていくんじゃないでしょうか? 現に世界の政治では女性が重要ポストに就くのは珍しくない。議会では男性議員に対して異議申し立てをする良い勢力であり、国を建て直そうとする復元力にもなっています。女性のほうが、本能的にそういう欲求を持っているんでしょう。(中略)

男性は一直線です。女性の持つ復元力といったものに頼らないといけない時代というものはあります。

――「Gレコ」的には、その縮図が姉と弟なんですね。

富野:もう一歩踏み込んで言うと、「Gレコ」は女王誕生の物語にしていきたいと思っています。弟から見ると、姉を女王にしていく物語です。女王志向の物語は「∀ガンダム」のときにも意識していたんだけど、やや曖昧だったという反省があります。シナリオも文芸的過ぎたかもしれない。そこから脱却するためにも、子供に向けた定番のパターンを踏襲していきながら、21世紀後半の時代性に向かって、女王到来を見せていきたい、と思うんです。弟が姉を女王にしていくという物語か、そうではなく、姉であることは知らない関係かもしれない。あとになって、お姉さんだったんだ、とわかる物語かもしれない、と迷っていますけど……。

――「ガンダム」とはだいぶ違ったラインになりそうですね。

富野:そうしたいとは思っているけど、構想段階では、その意識はあまりないんです。まずは、作品がヒットしてくれることが第一。ラインについて考えられるのは、ある程度物語の姿勢が明確になって、キャラクターがうまい具合に動いてくれてからでしょう。ラインありきで大きすぎる風呂敷を広げて、物語は果てしなくなって完結しなかったら、それでおしまいですからね。

今回は、物語の前の歴史を考えることによって、太いラインが引かれたと思っています。つまり、宇宙世紀を踏まえて「Gレコ」の新しい世紀を設計するには、1000年ぐらいの時間を超える必要があると考えました。

我々の西暦が2000年を超えたということは、人類の歴史……文字が書かれるようになってから3000年くらいの歴史があるということで、そのあとに、全ガンダムのシリーズで刻んだ宇宙世紀があって、その上で、「Gレコ」の世紀があると考えた場合、1000年くらいのクッションを置く必要があると考えました。その間の歴史話で、それこそ外伝が100本ぐらいできるでしょうが、そんなものは誰も読みませんし見もしませんから、それはしません。それに歴史を書くというのは「ガンダム」でやってみせたことでもあるので、そのコピーはしたくない。

とは言え、ファーストガンダム以降の作品は、新企画のつもりで作っても、結局は、ファーストで覚えた技術の延長でしかなかったかもしれないという意識もあったので、その問題を解決するために、「Gレコ」では1000年のクッションを置いてみるということをやってみたいのです。

――「ガンダム」ではない新しさを求めてのこと、ですね?

富野:そう。「Gレコ」という作品は、今から100年くらいあとに観てもらってもいい、という欲をもった設計もしています。そのために、今まで誰もやらなかったような設定を取り入れています。これは……今は話せないなぁ。(中略)

僕らが作品を作るとき、当然、今の時代の僕らがデザインするわけだから、100年後の人が見たらどうしても古臭く感じるものになる。それを物語的に古臭く感じさせない方法というものを、この3年間考えてきました。

「Gレコ」の場合はデザイン論ではなく、もっと別のことで時代を乗り越えてみせたいと考えているんですが、これについては、作品が完成してもしゃべれないですね。とは言え、作品の全面に打ち出すコンセプトですから、発表できる日を楽しみにしていただきたいですね。
作者: hgcg    时间: 2011-10-8 16:14

概要
▽标题未定(制作代号是「Gレコ」)
▽三癞子制作
▽吉田健一画了张图(是否作为STAFF参加还不知道)
▽对象是小学生高学年到高中生
▽希望能在经历过大地震的孩子们心中留下深刻印象,给他们今后的生活以启发
▽主题是女性的复元力
▽男生和女生怎样协调?
  女生就是正视自己“性”的力量,意识到自己的复元力
▽男女和女主计划设定为姐弟
▽没有现在动画漫画里满天飞的「妹妹角色」
▽今后的10年里女性的力量将得到重新认识,所以今后御姐控是主流
▽打算讲女王诞生的故事
▽套路上沿袭少儿向的做法,显示21世纪后半女王到来的潮流
▽可能是弟弟扶持姐姐当女王的故事,可能不是,可能开始不知道是实姐,后来才知道。故事怎么写现在光头自己也不知道
▽在宇宙世纪的基础上设计「Gレコ」的新世纪,就要设定在1000年以后
▽将时代设定理解为<公元→宇宙世纪→「Gレコ」的世纪>的话,就是距今1000年后
▽想做成100年也能看的片子。
  所以要加入前无古人的设定,但就不告诉你
▽光头花了3年时间思考怎样使100年后的人看了这片子也不觉得旧
▽不是设定方面的,而是在别的方面去超越时代
作者: 大菠萝O    时间: 2011-10-8 16:59

怎么看都像是一个新的大坑
作者: 不灭的杂兵    时间: 2011-10-19 08:43












一直忘了扔上来了
作者: Z鱼雷鲨    时间: 2011-10-19 12:26

感想:西洛克投胎
作者: blacksaber    时间: 2011-10-20 18:05

真符合现在美学,这减肥减得都赶上EVE
作者: 不灭的杂兵    时间: 2012-1-19 10:06

http://randal.blog91.fc2.com/blog-entry-1752.html

オトナファミ2012年3月号
年始め恒例インタビュー
富野由悠季 2012年の日本に立つ 要約版

――昨年発表された監督の新プロジェクト「Gレコ」は、どのような進展を見せそうですか?

富野:いや、まだ正式になにも決まっていないので、具体的な話はできません。しかし、プロジェクト論としては、3年以上前から今回色々と喋ったようなロジックで内容を考えています。何年も前から構築してきたものが、やはりこれまでの延長線上での方法論、解決策ではまったく見えないということがわかりました。それをやめて新たに作る作品が、今進めているプロジェクトなんです。そういう作品にしたいけれども、それを作り果たせるかどうかはわかりません。また、すごくやさしく見える作品にはするつもりなので、そこに込められたロジックが見えにくいのは確かです。ヒットさせながら、こちらの想いもわかってもらえるような作品を僕はこれまでに、作ったことがない。だから、現時点で完成するとは口が曲がっても言えません。今までの延長線上でビジネス論を組み立てる人には、きっと理解してもらえないでしょうし……。

――では最期に新作のメインテーマとメインターゲットを教えて下さい。

富野:子供です。そして、100年持つ作品にする。完成すればの話だけどね(笑)。ただ、出来上がったとしてもわからない人には、「なんだ、結局ガンダムじゃん」って言われるようなモノしか作れない。だから、期待してくれとは言いませんし、大人世代に見せようとも思っていません。ただ、本当の意味で子供には見せたい。だって、人の記憶に一番残っているものって、12歳までに見たものだと思いませんか? つまり、その歳を超えてしまった大人に向けた作品を作っても、本当の意味では絶対に響かないんですよ。だから、一番の敵は「ガンダムAGE」、何よりガンダム世代だと思っています(笑)。

<インタビュー全文をポイント要約>

▽自身が持ち合わせている、その歳なりの風格について考えると、僕はまだ中学2年生のままなんです。10代初めの頃というのは、あらゆる物事についての知識を持っているわけでもないのに、あーだよね、こーだよねって自己解釈できてしまう。実はその感度、勘がその後、社会人になったときに活きてくる。僕は70歳になった現在でもその感覚を大切にしていこうと決めました。

▽2011年は東日本大震災が起こったことで、一般的な知識や科学技術的な知識、イデオロギーから構築された政治論や経済論、そして情報まで含めた近代以後、現代までのインテリジェンスが完全に破綻した。

▽(震災時にインターネット上の情報交換が救援活動をサポートしたといわれる点について)確かに、ツイッターやフェイスブックといったSNSがかなり有効だったと聞いています。通信が本来持つリアリズムとしての機能が、正常に作動し始める大きなきっかけになったのではないでしょうか。しかし、ネット全体をみると、セキュリティーの危うさ、最優先すべき情報が国民に伝わらない不自然さに気が付かない大人が多すぎる。

▽(震災後すぐに救援活動を行ったNPOを例に挙げ)状況に対してあらゆる可能性を見いだせる想像力と、柔軟に迅速に対応する行動力こそ、本来の意味でインテリジェンスを持つということだと思います。僕のようなオールドタイプの年寄りは、そんな人たちに委譲し、バックアップしていくことが重要な仕事になってくると考えます。

▽日本国家のシステムを1000年、2000年生き延びるモノにしていくために考えられることがいくつかあります。そのひとつが、太陽光エネルギーメインでの生活スタイルを構築すること、もうひとつが人口を明治維新頃の4000万人くらいまで落とすことです。

▽(――それは現実的に可能だと思われますか?)僕はできると思っています。これは経済成長論じゃないんです。10年くらい前までは、人口の減少が国力低下を生むと言われてましたが、今ではそんな声は聞こえてきません。拡大じゃなく共存することを念頭に置き、国内の産業分布と人口分布を整備していけばいい。日本人なら、50年で7000万人は難しいかもしれませんが、2~3000万人くらいは減少できると思う。100年単位ならなおさら可能性は上がります。その人口が実現すれば、日本国内で自活できるだけの国土も復活し、この先3000年でも生き延びられますよ。
作者: 鲁姆的彗星    时间: 2012-1-19 13:09



QUOTE:
原帖由 不灭的杂兵 于 2011-10-19 08:43 发表











一直忘了扔上来了

一个个吐槽,那台好像蓝异端的手上拿着朗基鲁斯之枪么,富野背后好像有很多山楂饼啊。。。。。重点是,老头子要补完躺A么
作者: hubertli    时间: 2012-1-19 22:06

說來富野以前曾經製作過兒童向的動/漫畫作品嗎......他那種"在作品裏經常有一大堆重要角色要死"的感覺對在下來說太強烈了......
作者: JeffKit0616    时间: 2012-1-20 03:31     标题: 回复 #31 hubertli 的帖子

「富野能製作子供向作品」這點絕對是圈套
但老實說,由富野親自操刀新一套高達作品,也許能為未來的高達系列帶來新的方向
畢竟眾多高達飯的心態已經被扭曲了...看看AGE的被黑程度就知道...
作者: zelda    时间: 2012-2-14 00:44

这是什么?......................
作者: 不灭的杂兵    时间: 2012-8-23 08:46

【速報】富野由悠季監督、新プロジェクト「Gレコ」の制作に本格突入! 「新作はTVシリーズレベルの番組で、シナリオはもう全部書いていて、現在再考中だし、コンテも全部切るつもりでいる」と語る!

月刊ガンダムエース2012年10月号
教えて下さい。富野です 最終回
アーティスト・村上隆×富野由悠季 要約版

http://randal.blog91.fc2.com/blog-entry-1973.html


富野:この話は次の新作に関わってくるんですが、現世のことは考えないというところに行き着きました。そうしないとお話が作れない。現世のことを考えたらどうしても終末論になってしまう。それを突破するには、次の世界があるというふうにしか作れないんですね。

村上:素晴らしい。宗教の勃興に立ち会うみたいなものじゃないですか。

富野:それを子供向けのアニメにきちんと落とし込んでいきたいんですね。大人を洗脳することはできないから、ターゲットを10~16歳くらいに絞って、ここに放り込もうとしています。

村上:僕が思うに、今って宗教がないでしょ。だからオタクがこんなに必要とされるんですよ。富野さんがそこに行き着くのであれば、みんな、その作品が出現した瞬間は戸惑うでしょうけど、本質的には心奪われる人は数多くいるはずです。そして、また十数年経って、富野さんが、俺はそんなことが言いたかったんじゃない。お前ら勘違いしてるって吠える。そういう状況に必ずなると思います。

富野:アニメの作り手はそういうところに自分の立脚点を持っていくしかない。で、アニメやコミックはその性能、つまり記号性の高さゆえに、宗教や神話的な要素を、それを一切感じさせずに物語の中に放り込むことができる。そういう作品を作りたいんです。

村上:それは楽しみだなぁ。

(中略)

村上:ところで、十年近く続いたこの対談、これで最終回だとか。この雑誌の芯になっているページなのに、なぜですか?

富野:一つは、僕がさっきお話した新作のスタジオワークに入れるらしいから。もう一つは村上隆のせいです。

村上:僕は関係ないでしょ(笑)。

富野:僕のなかではかなり重い要素になってる。この対談企画を立ち上げるとき、対談候補者の中にはあなたの名前も入っていたんです。でも、十年前の気分では同業者の感覚があって声をかけづらかった。スーパーフラットの時代までのあなたの仕事が好きじゃなかったというのは、さっきお話したとおりです。で、十年近く経って世界のムラカミになってくれて、その人が対談を許諾してくれた。これは僕にとっては本当に嬉しいことで、そんな対談相手はあなたしかいない。だから、これで一度句読点を入れたいと編集長に言ったんです。

村上:そういう関係だと思っていただけてたんですね。ありがたいです。ということは、新作というのはかなり具体的になってるんですね。

富野:ニュータイプエース第一号では、コードネーム「Gレコ」として発表して、冒頭の展開をアタックストーリーとして掲載もしてもらいました。その時点では「G」は重力のGで作品開発をしていたんです。新しいロボットものを開拓するには、ガンダムという名前は徹底的に邪魔だったので

村上:それはわかります。Gはグラヴィティだしグラウンドだし、もっと広い世界観から新企画を立ち上げたかったんですね。

富野:そうです。企画そのものは三年ほど前から始めていて、紆余曲折があった。去年の震災と原発事故も影響して、内容を変更する必要もあった。あなたの五百羅漢図と同じで、無神経にはやれないよね。

村上:それはそうでなきゃ。

富野:しかも、アニメ的には小中学生が見てくれる正当なロボットものにすることを考えていたので、本当に苦労しました。

村上:内容としては、宇宙エレベータを中心とした子供向けアニメということですね。

富野:いや、大人向けだよ。
原子力村の大人って大人か? ああいう手合いにわからせて、再学習させるのに、うかつにアダルト的に制作すると十番煎じのガンダムになっちゃう。

村上:あははは。

富野:ただ、この歳でTVシリーズレベルの番組制作はかなり過酷です。シナリオはもう全部書いていて、現在再考中だし、コンテも全部切るつもりでいる。まぁそれは無理そうなんだけど、いずれにせよ対談準備の時間はもうとれそうにない。だって、対談一つやるためには、相手のキャリアを徹底的に調べ、著作もできるかぎり読んで、という…コンテ一本分以上の時間がとられるんです。というわけで、「教えて下さい。富野です」は今回でいったん小休止。長い間、ありがとうございました。

村上:また戻ってきてくれますよね。そのときは、僕から…。

富野:それはダメ。

編集部:今号をもちまして、「教えて下さい。富野です」はひとまず休載となります。長くご愛読いただいた読者の皆様、ありがとうございました。対談の最期にもありますが、富野監督は、この後新プロジェクト「Gレコ」の制作に本格突入いたします。「Gレコ」の最新情報は、ニュータイプエースや本誌にて随時お伝えいたしますので、どうぞご期待ください!
作者: 老勇    时间: 2012-8-23 11:19

要搞新的机器人作品 高达这名字成了最大的绊脚石???
光头你要闹哪样啊.....
作者: freedomchz    时间: 2012-8-23 12:02

希望能出点成人向的东西,我指的当然不是那方面……只不过不要再像SEED那种救世主或者AGE的幼稚画风,说实话我没看过AGE,但是那画面让我没有看下去的欲望。
其实08小队真的是经典中的经典,逆袭什么的剧情跟机设当然超级赞,但是最后那个NT拯救世界,真的能让我吐糟下么?
作者: 夜羽の飞狼    时间: 2012-8-23 16:34

跟这贴顶楼的发贴时间刚好一年了…………
作者: NT-001    时间: 2012-8-23 16:57



QUOTE:
原帖由 hubertli 于 2012-1-19 16:06 发表
說來富野以前曾經製作過兒童向的動/漫畫作品嗎......他那種"在作品裏經常有一大堆重要角色要死"的感覺對在下來說太強烈了......

……复活三部曲?
作者: rage    时间: 2012-8-23 21:32



QUOTE:
原帖由 JeffKit0616 于 2012-1-20 03:31 AM 发表
「富野能製作子供向作品」這點絕對是圈套
但老實說,由富野親自操刀新一套高達作品,也許能為未來的高達系列帶來新的方向
畢竟眾多高達飯的心態已經被扭曲了...看看AGE的被黑程度就知道... ...

新方向?富野光头可是说出过看高达的都是SB的名论的著名高达黑哦
作者: NT-001    时间: 2012-8-24 04:23



QUOTE:
引用第14楼3000于2011-08-14 01:40发表的  :


谁告诉你的……11区的漫画是国宝人人得而看之,动画则公认是小屁孩和纱布才看的。


作者: 不灭的杂兵    时间: 2013-7-15 21:59

http://d.hatena.ne.jp/char_blog/20130715

NHK渋谷アニメランドの公開録音での発言。行ってきたので以下。

    富野 もう宇宙世紀は僕はイヤだから。次の作品では宇宙世紀は使わないぞ、っていう事もやっぱり考えましたもん。三年前から。

    塩澤アナ 「考えました」? その先は伺っても大丈夫ですか?

    富野 今言えますところで、トミノが『Gのレコンギスタ』をやるぞっていうのは、一応タイトルだけは発表された様ですから、ここまでは言えます。ただ、『Gのレコンギスタ』が本当に『ジーのレコンギスタ』なのか、『ガンダムのレコンギスタ』なのか。『ジー・レコンギスタ』なのか『ガンダム・レコンギスタ』なのかはまだ決まっていませんので、これ以上の話はできないのは、まさに大人の世界で。これ以後は営業の世界なんです。

おそらくビルドファイターズ発表会で、タイトルも発表されたと勘違いしたのではないだろうか。

また、放送時期についても言及し、来年春を示唆。ただし御禿自身がまだスケジュールを把握していない様で、今年秋でないのなら来年春、という内容。


http://gundam-zousho.asablo.jp/blog/2013/07/15/6903490

富野由悠季監督の注目発言
・次の作品は宇宙世紀は使わない。
・宇宙の背景のお話の時に5秒で違う星に移動する様なカットを今度のガンダムでやります!
・レコギスタ
・新作は来春? まだ絵コンテは終わってない。

[ 本帖最后由 不灭的杂兵 于 2013-7-15 22:12 编辑 ]
作者: gordol    时间: 2013-7-16 06:58

光头是回
作者: hubertli    时间: 2013-7-16 19:54

富野不再製作UC系的故事了--是次問給在下最重要訊息
作者: zero2018    时间: 2013-7-16 20:46

UC系不再了嗎
作者: gordol    时间: 2013-7-16 22:59

2014年会是很好的
作者: hanliang    时间: 2013-7-17 10:28

uc世纪都进入宇宙战国时代了,确实不好往下编啊。不像基地、银英系列,着重点就不一样。前者描写人物、时代变迁、又可着银河系做大背景,后者就在地球圈这一小范围,了不地太阳系里转转,还得顾及萝卜武戏,这就是萝卜动画(小说)的局限了。。。真要过个几百年,ms还指不定用不用了呢。要没ms这一机械设定万代又没钱赚,换我我也不续uc年代的故事了



其实设定放到银河系,一个星球造一高达,万代还是有钱赚啊

[ 本帖最后由 hanliang 于 2013-7-17 10:31 编辑 ]
作者: gordol    时间: 2013-7-17 10:42

请神是UC
作者: momo天地    时间: 2013-7-17 12:04

由于光头的新报道,坟又开挖了
作者: hubertli    时间: 2013-7-17 14:55     标题: 回复 #46 hanliang 的帖子

但Macross不是一直有戲唱嗎?而且世界觀始終如一

[ 本帖最后由 hubertli 于 2013-7-17 14:56 编辑 ]
作者: ZZGUNDAM    时间: 2013-7-17 15:45

这很奇怪吗?难道自打富野做出TA之后不就一切很清明了,但老子也那个调调是变不了了,个人也不希望变!
作者: hanliang    时间: 2013-7-17 16:40     标题: 回复 #49 hubertli 的帖子

可能是和外星人打,用萝卜还有用吧
作者: nhflyf    时间: 2013-7-17 17:50     标题: 回复 #51 hanliang 的帖子

只有我一个人期待银英重制吗
作者: ZZGUNDAM    时间: 2013-7-17 18:00     标题: 回复 #52 nhflyf 的帖子

十三日战争之后据说有计划。
作者: 何B    时间: 2013-7-17 23:22     标题: 回复 #50 ZZGUNDAM 的帖子

继续完蛋人的调调就有趣了~
作者: ガスト    时间: 2013-9-26 20:30

http://xfel.riken.jp/pr/sacla/?cat=2

石川:制作中の新作にそうした考えが反映されているというのは?

富野:今の世界の状況では、物語をリアリズムで組み立てると、「終末論」とか「人間は限界だ」って結論にしかならないのです。そこを突破していく展開をリアルにやるなら、暴力的にやるしかない。例えば、ヒトラーの再来が世界を席巻しているとか。でも、そんなフィクションが気持ち良いわけがない。特にロボットアニメというジャンルは20年後、30年後の未来を担ってくれる子供たちに向けて作るものだから、自慢気に語っちゃいけないと思うんです。だから、そういう考えをすべて捨てて、「これだったら」という物語を見つけた。その考えに至ったことで、次の新作はかなり自信を持って作っています。

――富野監督がそこまで言う物語とは、どういう話になりそうですか?

富野:舞台は一度人類が全部死に絶える寸前のところまでいった文明の、その後の1000年。それでようやく再生していったところで、また昔と同じ危機が起こっている。そこまで設定することで、ようやく現実世界の問題をロボットアニメのなかに落としこむことができました。今は年寄りの最後の仕事にしてもいいかなという気持ちでスタジオに入っています(笑)。
作者: ガスト    时间: 2013-10-24 11:48

http://www1.ipdl.inpit.go.jp/syutsugan/TM_SEARCH_A.cgi

商願2013-069534

商願2013-069535

商願2013-069536

Gのレコンギスタ商标注册申请已提交
作者: hanliang    时间: 2013-10-24 12:51

光头老这么云里雾里的可是容易被忘掉的哦
作者: 异乡异客    时间: 2013-11-6 15:38

55L大概说了什么?求翻译...
作者: Prototype22    时间: 2013-11-24 20:00

觉得没什么好看的
作者: ガスト    时间: 2013-12-24 14:39


作者: mgfyrr    时间: 2013-12-24 17:18     标题: 回复 #60 ガスト 的帖子

话说这是啥书
为啥看着像股票分析
作者: 异乡异客    时间: 2013-12-28 12:54

只有我一个人希望光头能把UC系续下去么...
作者: hanliang    时间: 2013-12-28 14:47

光头(所在的公司?)开始学粗粮雷军装13搞故弄玄虚了?
作者: ガスト    时间: 2014-2-8 14:27

http://randal.blog91.fc2.com/blog-entry-2309.html

日経エンタテインメント!2014年3月号
特集 アニメ名作遺産100
1980年代黄金期
「機動戦士ガンダム」
原作/総監督・富野由悠季インタビュー 要約版

――「機動戦士ガンダム」。(中略)原作と総監督を務めた富野由悠季氏は何を描こうとしたのか。

富野:僕はアニメもロボットも大嫌いなんですよ。でも、その嫌いなロボットアニメで何ができるのかを考えたときに、“映画”に仕立ててみせると覚悟したんです。映画になるというのは、ドラマを描くということ。人間関係、強いては愛憎劇を見た人が納得する形で描こうと決めました。ロボットもギミックとして扱うのではなく、映像世界に見合う状況、言うなれば“嘘”の設定・世界観を作って、存在感のあるものにする。そうすれば、カッコよく戦うなんて後からついてくる。

――世間的に見れば「ガンダム」は大成功。しかし「やってきたことは間違いじゃなかった」と感じたのは、放送から20年がたった頃。

富野:ずっと悔しい思いをしていたし、耐えるのはつらかったですね。熱狂的ファンは家族みたいなものだから、それで満足していてはダメで、公共放送で30分もらうなら社会に認められないといけないんです。やっぱり主題歌で「紅白歌合戦」に出ないとね。

――現在は新作制作の真っ最中。次なる一手に期待がかかる。

○名作こぼれ話 「機動戦士ガンダムⅢ めぐりあい宇宙編」
ラストのあのシーンは「ロボットの出来がよかったから壊した」!?

富野:主人公の勝った負けたがテーマではないし、インパクトを狙ってラストシーンでガンダムの上半身を吹っ飛ばしてみたら、スタッフの間で「あれっ? まだ(ガンダム)が動くぞ?」という話になった。実は、コア・ファイターが残っていることに気づいたのは吹っ飛ばした後で、あの展開は偶然生まれたんです。

<富野由悠季 とみの・よしゆき>
1941年生まれ。「機動戦士ガンダム」では監督、原作、脚本、演出、絵コンテ、作詞を務め、小説版も。新作の脚本は全話、富野氏が執筆。




http://www.g-reco.net/

    Domain Name: g-reco.net

    Creation Date: 2014-02-04T02:44:10Z

    Registrant Name: SUNRISE INC.

    Registrant Street: 2-44-10,Kamiigusa

[ 本帖最后由 ガスト 于 2014-2-8 14:32 编辑 ]
作者: JUSTICE    时间: 2014-2-8 14:46

G Reconquester……这名称野心满满啊,老光头要收复失地了

“宇宙世紀は使わない”
“舞台は一度人類が全部死に絶える寸前のところまでいった文明の、その後の1000年。それでようやく再生していったところで、また昔と同じ危機が起こっている”

难道是正历世界观?C.C 10世纪左右的前传故事?
作者: ガスト    时间: 2014-3-13 21:40

http://hlo.tohotheater.jp/net/schedule/073/TNPI2000J01.do

3/21(金) 16:30-18:00上映『富野由悠季トークセッション』のタイトル名が間違えておりました。

正しくは『富野由悠季トークセッション』となります。
トークセッションには富野由悠季監督とフランスのアニメ関係者セドリック・リタルディ氏が登壇し、
これからのアニメーションの未来について語ります。富野由悠季監督の最新作のPV上映も予定しております。
皆様方にはご迷惑をお掛けいたしますが、何卒ご了承くださいますようお願い致します。
作者: ガスト    时间: 2014-3-20 17:04




1组制作




[flash]http://player.youku.com/player.php/sid/XNjg3ODAyOTEy/v.swf[/flash]

『ガンダム Gのレコンギスタ』は、富野由悠季監督による待望のガンダムシリーズ最新作で、『機動戦士ガンダム』で描かれた宇宙世紀の次の世紀“リギルド・センチュリー”を舞台に、宇宙エレベーターを守る組織「キャピタルガード」のパイロット候補生・ベルリ・ゼナムの冒険が描かれる。
総監督=富野由悠季/キャラクターデザイン=吉田健一/メカデザイン=安田 朗、刑部一平、山根公利/デザインワークス=コヤマシゲト、西村キヌ、剛田チーズ、内田パブロ、沙倉拓実、倉島亜由美/色彩設計=水田信子/美術=岡田有章/音楽=菅野祐悟。
詳細は決定次第、改めて発表予定。続報をお楽しみに。

官网
http://www.g-reco.net/

[ 本帖最后由 不灭的杂兵 于 2014-3-21 10:51 编辑 ]
作者: WuLing    时间: 2014-3-20 17:54

主角人设第一眼看下去相当的不顺眼……其他人都不错

个人希望是白富野MODE
作者: momo天地    时间: 2014-3-20 18:01     标题: 回复 #68 WuLing 的帖子

为啥我觉得这PV人设满满的骨头社的感觉呢
作者: SHINLEO    时间: 2014-3-20 18:22

机设大好评!
作者: gordol    时间: 2014-3-20 18:32

Overman Gundam...
作者: hanliang    时间: 2014-3-20 19:24

希望这次的机设不会伤害钱包
作者: JUSTICE    时间: 2014-3-20 19:52



QUOTE:
原帖由 momo天地 于 2014-3-20 18:01 发表
为啥我觉得这PV人设满满的骨头社的感觉呢

都是吉田健一的人设嘛
作者: wwc1988    时间: 2014-3-20 20:11

富野再出山後都沒再黑過吧,雖然Z劇場版沒角色吐便當,但光是卡謬沒瘋掉已經陽光得多
這一套的中文簡稱應該怎樣叫?高達GR?
作者: hubertli    时间: 2014-3-20 20:31

話說這個算是繼Build Fighters以後的新作還是富野老頭合新世界觀的作品?
作者: ガスト    时间: 2014-3-20 21:05

ガンダムシリーズの本格的な完全オリジナル新作は「ターンエーガンダム」以来となる富野監督。「ガンダム Gのレコンギスタ」については「ガンダム以降、世代を乗り越えてメッセージをどう伝えるべきか、15年くらい考えてきて具体化できないままきてしまったが、レコンギスタでようやく輪郭みえてきた」という。

 「G」はガンダムなどを表すが、「最大の意味は『大地に立つ』の大地、Ground。『レコンギスタ』はレコンキスタ(再征服)からだが、『ギスタ』にしなければいけない。それは日本人的な感覚でして、濁点がないと売れないから(笑)。……という日本的な視点も取り入れたつもりだ」という。

 富野監督は「世代を超える」ことを強く意識しているようだ。「ガンダムを35年やってきて、今の大人がやってるビジネススタイルが50年続くとは思っていない。コンテンツを改めて打ち出す必要があると思った。それがレコンギスタ」「明らかにORIGINやユニコーンのファンとは違う、あなた方が育てているお子たちに見せていただきたい。そういうものがガンダムというフィールドからできるのではないかと思う」。

 「評価はまだ出ていないが、この年でよくやったと思うと、うぬぼれている。お子たちに、お孫に、こういう物語があるよと伝えていただきたい」
作者: WRL1911    时间: 2014-3-20 21:55

只能慢慢消化接受了,别整的和返乡战士一样就行!
作者: 卡洛德·兰    时间: 2014-3-20 22:41

这台不是Astray Re记者那台
作者: Z鱼雷鲨    时间: 2014-3-20 23:06     标题: 回复 #78 卡洛德·兰 的帖子

至少有个Dragonar的背包
作者: 何B    时间: 2014-3-21 12:34

除了音乐,感觉还真有完蛋人的FEEL啊
作者: ガスト    时间: 2014-3-21 18:10




Gのレコンギスタについては、くやしいけど50年後100年後が思い付かなかったから次の世紀にした。

レコンギスタは造語

科学技術はこう使ったらダメだぞというサンプルを放り込んだ。

ミノフスキーフライト技術を応用したから、リギルドセンチュリーでは宇宙エレベーターは実現した。

皆さん方は見る必要はありません。お子達に見せて下さい。

主役機はガンダムじゃないけどガンダム風にした。何故ならファーストは受け入れられるのに数年かかったから。

お子達には健全なロボットアニメなので是非オススメを。



http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140321-00000021-flix-movi

イベントでは3日前に完成したばかりの41秒ほどのPVも上映。富野監督は「僕のような頭と年齢になると悔しいけれど50年後100年後の地球の映像が思い浮かびませんでしたので、それはやめました。その部分は、そういう世紀末ものが好きな作家にやらせればいいと。それに、子どもや孫たちが観るものに陰々滅々として人類が絶滅していく物語を作るのは、おじいちゃんとして嫌なんです。だから、明るく楽しくという命題を抱える作品として『Gのレコンギスタ』を作りました」と同作に込めた思いを説明した。

 また、富野監督は同作のターゲットを「子ども」とも言及し、その意図を同席した同フェスティバル・ディレクターの江口美都絵氏は、富野監督が打ち合わせ中に語った言葉として「『大人になると作品を重ねるうちに段々大人向けの作品を作って、自分が頭いいと見せる作品を作る。そんなんじゃだめだ、子供に向けて未来に向けて、子どもたちへわからないものを作るんだ』と強く叫んでいました」と紹介していた。

 そのほかにも、富野監督は物語のキーワードとして登場する宇宙エレベーターを挙げて、「科学技術というものをこう使ったらダメだというサンプルになるようないくつかの問題を放り込んでいます」と概要の一部も明かした。

[ 本帖最后由 ガスト 于 2014-3-21 22:54 编辑 ]
作者: 阿丽克斯    时间: 2014-3-22 16:47

老光头TA时犯得病好没好
我还说归乡战士以后能有所好转啊
作者: ガスト    时间: 2014-3-27 16:22

韩国某节目中透


作者: Z鱼雷鲨    时间: 2014-3-28 00:18     标题: 回复 #83 ガスト 的帖子

设计组啊,变形机的设计思路都卡住了是么,又是Flag换皮……
作者: gordol    时间: 2014-3-28 07:29

新MSエルク・ブルック
作者: ガスト    时间: 2014-3-28 12:35



QUOTE:
原帖由 ガスト 于 2014-3-27 16:22 发表
韩国某节目中透


节目视频(仅富野监督部分)
http://video.sina.com.cn/v/b/129584029-2177869914.html
作者: hubertli    时间: 2014-3-28 18:45

Gigar?
作者: ガスト    时间: 2014-4-7 09:08

吉田健一 ‏@gallo44_yoshida 7小时

ようやっと、Gのレコンギスタが発表されました。 まだ情報が全然出てませんけど、障りがない程度のイラストを描いてみましたw 皆さん、お楽しみにね。


作者: Z鱼雷鲨    时间: 2014-4-7 13:20     标题: 回复 #88 ガスト 的帖子

只有半身的哈罗即将接过树懒大旗
作者: ガスト    时间: 2014-5-26 11:13




https://twitter.com/yugokanno/status/470559409483960320
ガンダムGレコの音楽完成。
75曲、、何プレイだ、、

ぱたり
作者: ガスト    时间: 2014-6-14 01:42

http://www.g-reco.net/

官网倒计时开始,北京时间6月23日上午9点揭晓,按之前杂志上说的,这次起码会有具体媒体形式
作者: ガスト    时间: 2014-6-14 21:44

http://anime-busience.jp/contents/04/cv/

——『G-レコ』で、ということですね。
富野:そう。「『G-レコ』でこういうことを言っているのは、こういう問題があるからだよ」という問題提示をしたつもりです。2クールの中に僕なりにかなり並べることができて、今、スタジオでは「作業的に手抜きでいいから、とにかく早く作ってくれ」と言ってます。
作者: 异乡异客    时间: 2014-6-16 22:44

拜托朋友帮忙翻译了一下这篇报道的内容,希望能对同样不会日语的其他同好有些帮助,由于时间仓促没有校对,有文法不同的地方还请大家见谅。翻译的原文在这里,之后译者也可能把校对之后的版本发在那。

QUOTE:
受到观众好评,KADOKAWA社的井上伸一郎氏开始了名为「クリエイターズVOICE」的新连载。在「アニメビジエンス本誌」上由于页面容量的问题被删除的部分亦有揭载。与本杂志的连载一起享用风味更佳。

继承突然逝去的浜野保樹氏的遗志,新的监督亦将入手的「クリエイターズFILE」做了监修,以「クリエイターズVOICE」之名与观众见面。第一弹便采访不负此名,素有高达之父之称的动画监督富野由悠季氏,以根源为话题展望一下这一系列的将来。

现在来自于过去不断的积累:

——既然以根源为话题,那么我们这就开始吧。作为您故乡的小田原与江東区大島是您对风景的最初印象吧。因为都市计划而建造的城市,这成为了高达的创作启发。原风景从那么早便开始影响您还真是第一次听说呢。

平时基本不怎么提嘛。我自身呢,是一个失去了家乡与田园的人。这种内心的虚无感,往大了说便是日本国民失去了立足点这样的丧失感。一直抱着如同浮萍这个词所说一样的感情,正是我产生在活着的时候创造一个死得其所的立足点,让自己能够“死后坟墓便在日本吧”这么想的愿望与希望的原动力。

——那是您还年轻的时候吧?

能像这样用语言明确的表示出来是近10年的事,但是从大学时代就一直在思考了。用语言很难表达是因为没有20年、30年的动画工作史的关系,仅此而已。而如今,因为必须锻炼出能回应自己所创作的角色的言语能力,终于能够顺利的用语言表达了。托监督『ガンダム Gのレコンギスタ』的福,让我有做各种思考的机会。再一次面对“必须以动画这种形式表现的究竟是什么”这一问题的时候,我觉悟到仅仅只是描绘一下自己的想法这是不够的。若是仅仅描绘自己的想法,有几帧的篇幅就够了。说过一点,拍纪录片去不就好了嘛(笑)。动画是用来表现比那些东西更遥远的媒体表现,所以才会有印象性、梦想和浪漫出现。于是『G-レコ』的表现多少变得不同了。

——从另一个角度来说,用其他东西来代替的理论于是大量出现了是吗?

是的。有着动画之名,必须以工作室这种形式来做的工作,它和个人的思想其实并没有太大的关系。因为它必须要回应100万人的梦想与浪漫也就是说,动画是一种记号性十分高的媒体表现,仅仅用一个作者、一个监督去占据它实在是太浪费了。同时,动画这种媒体表现其实包含了很深的欲望。

——您是说,形形色色的人的思维吗?

也有那方面的意思。我从高达世代渐渐获得发言权而成为社会人上,再一次痛彻的感受到了所谓高达的力量。

——说到根源的话,果然还是高达吧。今天就这方面想多多请教。

深切感受到高达的力量的时候,产生了“元祖高达能给予这样的印象真是太好了”这样的想法。“因为人口的增加而使地球到达极限"虽然并非眼下的真实,但因为是合乎逻辑的考量,所以大概是能在一千万人类之中通行的吧。

——高达世代也渐渐迈进50岁大关了吧

我曾思考要做不被看着高达长大的人说”富野同志,不要说那种话啊“的新作品该如何是好,于是决定增加基础力学的元素,也试着往让人愿意积极尝试与人接触的方向努力,为了准备也在『ガンダムエース』上做了对谈。做了能做的准备之后,在思考『G-レコ』新企划的时候,觉得进入了用语言很难表达的瓶颈。与许多人交流获得的东西、动画特有的记号性和能够传达某种深刻印象的情节、想成为能够驾驭这些东西而创作的自己的想法同时也油然而生。于是,听了后进企划者、作家、演出家”没有一般程度的基础力学知识,是无法从事动画界的工作的“的建言做了学习。关于情节的创作,光有喜欢动画的心是远远不够的。首先要成为一名作家,却并非是成为一般意义上的作家,关键在于挖掘人的资质。在才能涌现之前只有努力和等待。这也和我之前提到的丧失感是有关系的,要有自己在离开人世的时候能够安心的场所,”洒家这辈子值了“这样的人生是必须的。我要通过动画界的工作来寻找我死得其所的场所,这样的意识在这10年左右越来越清晰了。

——经常听到您说”从没做过动画以外的事,于是就这样决定了工作“,10年是说一直着迷在这个境地吗?

对我来说,动画的工作并非理想之类的东西。对于没有能力的人来说,只有努力去做给予的工作罢了。这并非是说我讨厌动画的工作,实际在工作开始一个月之后我就喜欢上它了。只是我并没有要做电视动画到40、50乃至60岁的价值观,所以还是有很大一部分说不定这工作到死都撇不清的厌恶感。做高达的时候这种厌恶感还尚有余韵,开始有”也许我除了这个就别无其他活路了“的想法,是因为高达终于结出果实也说不定。



动画业界值得担忧的现状

——久违的现场感觉如何呢?

以外界视角无法清楚地理解的部分现在能够具体的理解了。现场的任何地方都有动画业界进入了真正意义上的过渡期的认知。就我来说,成为了打着好莱坞牌子的业务合作的旗手(2014年制片人集团「オオカゼノオコルサマ」与美国好莱坞制作公司「Legacy Effects」进行业务合作,第一弹便是由富野监督的新作)。同时,冰雪奇缘也是一个很好的例子。

——关于冰雪奇缘,想听一听您的见解

从手绘动画中汲取的技术体系能否战胜3D的冰雪奇缘,这是无论从商业角度上考量还是从动画制作角度考量都十分重要的事。冰雪奇缘能获得这样的成功,作曲的优秀十分关键,不过若是没有画像制作者对影像的操作,是无法形成冲击力的。但是最近这三四个月渐渐能清晰的看到”也不尽然“的部分了,并且在思考如何突破之后也得出了结论。只是,演出方与投资方似乎并不能很好的理解的样子。特别是画像处理方面,我承认以动态影像来处理是主流,也有不使用包括从冰雪奇缘到环太平洋都在使用的CG和3D手法来处理的话就没法做动画拍电影的方面靠拢的趋势,他们就被囚禁在这种方向性上。特别是动画的制作,用上动态影像来处理的话,会比手绘更快也更加有趣,理解到这些的人都会向着那样的流行靠拢的吧。但是我却发现了并非如此的论据。

——是关于战胜3D动画的吗?

嗯。首先关于”为什么CG开始被当做真实风格的标志“这个问题,其实非常简单。基本上,画面表现的处理都是交给理科系的操作人员来办,这个环节是不会受到太多艺术性的干扰的。这恐怕是因为技术至上主义的今天,文科系乃至连艺术系的人都迫于技术压力败在这种CG特效不用不行的情况下,却没有意识到这种惰性依赖,继续把它当成便利的工具不分情况的使用着。但是我可以断言,在动画的表现手法上3D技术并非绝对。一个理由是70年代在绘画界由纽约诞生的超现实主义(架构在现实之上的超现实)。虽然流行了一时,但意外的很快被冷落了。甚至,在之后的现代艺术领域,开始了向手绘动画和其动画角色靠拢的趋势。若是思考其中的原因的话,也可以说这是写实描写无法承载印象表现的证据。另一个理由就是,即便动画和电影如此流行,但漫画却并未随之衰退,这虽然是我们最常体验到的事,对日本来说亦有着十分重大的意义。

——动画并没有一定要随着时代变迁的道理是吗?

对,并没有必要。甚至论商业冲击力的话漫画更胜一筹。若是比较电影和漫画的表现能力,也并非一般大众和市场都会倾向于电影。并不是说仅仅因为漫画简单轻易就能入手。不管是现实派的画风还是简约派的画风,不管是什么样的画风,漫画相比于邪道的动画和电影总有更多的销量。从其中能看出,在这三者之中一般人在选择和享受表现力的时候,也许漫画这种表现媒体更占上风也说不定呢。这就是第二项证据。

——这是因为漫画静止的画面给读者留下了脑内想象补完的空间吗?

是的,我常想这种司空见惯的方式说不定才是作为表现力来说最为让人容易接受的也说不定。到了这个岁数,仍然相信自己有能够胜任手绘动画现场工作的可能性,正是因为在我看来,否定只有手绘才能更好表现的人物与背景的现实主义是不正确的。冰雪奇缘决定性的强大这种事是不可能的。就像井上先生说的那样,给受众留下想象空间的表现才是拥有多样性的表现也说不定。受众通过脑内补完来理解和想象的部分有着很多可能性,而将这些通过现实的手法固定下来并非很好的做法吧。在这个基础上,我通过实际操作手绘动画重新认识到的便是,在表现力上手绘动画更具有记号性这一事实。能够通过记号来描述情节,正确的传达想要表达的主旨印象正是手绘动画所具有的性能。就这个性能来说,相比于写实,动画更为丰富,而漫画则相较动画更为丰富。我认为应该积极的在情节中增加这些具有强烈记号性的部分,具体来说,『G-レコ』的设定相比于剧情更重视那些下一个世代的孩子们应该思考的课题。

——『G-レコ』原来有这个含义啊

是的。我打算表现出“『G-レコ』讲了这样的内容,正是因为存在这样的问题”这种问题提示的效果。2个3个月的放送过程中,以我的方式罗列了不少东西。现在,工作室那边我正在“稍微偷工减料点也没关系总之赶紧给我做出来”这样催促着。

——这次听到了富野先生“没必要执着于提升过剩的质量”的指示被现场的人员泄露出来了的传闻呢

那个质量是指刚才说的“现在动画制作的质量高低便是写实程度多少”的认知,对此我给出了“直接砍了”“用只能用手绘表现的动作就好”这样的指示。虽然表示了画面只要能动起来就好,放轻松去做好了,但这是在确实已经能够传达主旨印象的自信的基础上的指示。这么说多少有点傲慢,悬而未决的部分亦不能说没有,同时也并非所有部分都能轻松的用手绘技术去应对。所以这次多少也想就这些问题做一次确认。当然,在一般的手绘作业实在无法应对的部分最低程度的使用了3D和数码技术,但是并没有必要以上程度的运用。若是在这方面太过追求的话,就演变成步冰雪奇缘的后尘这样的自爆行为了。我认为冰雪奇缘最糟糕的地方,便是在这方面造成大量人员的误解。所以,刚才说的那些想法,企划者和演出这一级别的人到能理解到什么程度,一想到这个问题,虽然久违的嗅到制作现场空气,还是体验到了深深的败北感。

——为了让企划者和出资人更加安心产生了“向现实主义跟靠拢一些吧”的想法吧?

企划者、演出和负责脚本的作家之流应该都抱着“写实更卖座吧”的想法吧。考虑印象性和故事性的话,只有采用手绘动画的形式才能表现真正意义上的描述梦想的故事不是吗?这部分要是用写实风格去处理的话,谁都不会来看的吧。要是问动画制作的意义何在的话,我认为不正是描绘满是梦想与浪漫的故事吗?曾造成10年冲击的系列动画应该表现什么,回答这个问题最重要的不正是明确的定义那些正因为是动画才被允许的故事吗?在充分理解动画这种媒体表现的性能的基础上,树立企划,创作作品,这才是被称为制作组的我们所应该注重的重中之重。

——这是包括企划者和出资人等等,所有制作人都该听一听的话啊

感觉大学和专门学校并不会专门教大人们是如何看待动画的这方面的内容,但是为了培养坚持最不该输掉的部分的才能应该更深刻的反思一下不是吗?最近数年,也见了不少学生的面孔,关于浜野先生说的那些问题也多少亲身体会到了。虽然是身份不相称的狂妄之语,这些关于今后动画的思考希望年轻人能够理解。我真的认为这些想法是在死之前必须传达到的东西啊。


作者: 不灭的杂兵    时间: 2014-6-23 09:16
















作者: hanliang    时间: 2014-6-23 09:40

机设不错,可以把钱省下专心看片
作者: Achillean    时间: 2014-6-23 09:47

有点像TA、Overman的感觉啊……
作者: ガスト    时间: 2014-6-23 10:03




PV2

[flash]http://www.tudou.com/v/iUOPFdemDwM/&resourceId=1644656_04_02_99&tid=0/v.swf[/flash]

[ 本帖最后由 不灭的杂兵 于 2014-6-23 10:26 编辑 ]
作者: ZZGUNDAM    时间: 2014-6-23 10:31

好感动!
作者: ガスト    时间: 2014-6-23 11:50

http://spacecraft.co.jp/ishii_mark/




石井マークMark Ishii
生年月日:1991年11月21日
出身地 :千葉県
血液型:B型
 
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『E.T.L vol.4+ ~電波受信!電波受信!至急集合せよ!~』
期間:2014年7月7日(月)・7月8日(火)
会場:Mt.RAINIER HALL SHIBUYA PLEASURE PLEASURE
チケット料金:3,200円(前売・当日共/全席指定/税込/1ドリンク別途500円必要)
チケット前売:2014年6月22日(日)AM10時00分~
◆公式サイト
http://www.nelke.co.jp/stage/ETL_vol4_2/
◆公式ブログ
http://yaplog.jp/present_5/
◆『CHaCK-UP』オフィシャルブログ
http://yaplog.jp/chack-up/archive/1
◆公演に関するお問合せ
ネルケプランニング 03‐3715‐5624(平日11:00~18:00)
career
>>STAGE
アイドルステージ
『プレゼント◆5 -オレは絶対悪くない-』
風間雪大 役
2014年5月2日(金)~5月6日(火)
@紀伊国屋サザンシアター
●タイムテーブル

アイドルステージ

『プレゼント◆5 -満月にリボンをかけて-』

風間雪広 役

【東京】2013年10月30日~11月10日

@CBGKシブゲキ!!

【名古屋】2013年11月16・17日

@テレピアホール
アイドルステージ
『プレゼント◆5』風間雪大役
2013年4月24日(水)~4月28日(日)
@シアターサンモール
※STAGE(芝居)×LIVEの2部構成です。

◆公式Twitter
@present_five
◆公式ブログ
http://yaplog.jp/present_5/
◆Visual系バンド「血と雨と無恥」PV
http://youtu.be/Uv_Jm9frqRY
◆アイドルVer. 「空に落ちる」PV
http://www.youtube.com/watch?v=L ... ure=player_embedded
>>EVENT
ライブイベント「E.T.L vol.4 ~3までのことは聞かないで~」
風間雪大 役
期間:2014年6月2日(月)・3日(火)
会場:Mt.RAINIER HALL SHIBUYA PLEASURE PLEASURE
『MUSIC FOREVER 2013』

2013年10月14日

@サイエンスホール
『勝手に!ドルフェス ※勝手すぎてごめんチャイ☆(*^∀°)』

2013年10月6日

@品川ステラボール
『プレゼント◆5 学園祭LIVE!』

2013年9月15日

@桐朋学園芸術短期大学
『S.S.D.S. 第15回診察会 とことん診察会4』
2012年11月17日(土)
@メルパルクホール
>>WEB

ニコニコ生放送

『S.S.D.S. 愛の究極診断(エクストリーム・テラー)』
ウィリアム上月 役(~2013年12月)
作者: SHINLEO    时间: 2014-6-23 11:57

太赞




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